ベースレッスン(ベース教室)のススメ/ 広島と名古屋で一対一でお教えします。 | バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

バイク馬鹿 ロックベーシスト 西本圭介

テクニカルベーシストとしてベース・マガジンでも紹介 / ディープ・パープルのグレン・ヒューズ達と共にヨーロッパ11カ国を周り、また巨匠ビリー・シーンと共にKoRnのドラマー[レイ・ルジアー]のリズム隊として登場。

今日はプライベートベースレッスンについて

 

 

現在、広島名古屋の2拠点で展開しているプライベートベースレッスン(ベース教室)

http://rootwest.com/basslessons/

 

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僕はご存知のとおり、名古屋スクールオブミュージック&ダンス専門学校の教務部長を務めています。

https://www.nsm.ac.jp/index.html

 

お調べいただければ分かる通り、かなり大きな専門学校グループの名古屋校です。

昨年12/31まではライブハウス オクトパスというライブハウス兼音楽教室を経営していました。

 

 

これまで様々な形態で音楽教室をやってきましたが、現在は専門学校個人教室にて教鞭をとっています。

 

今回は、特に進学を考えている高校3年生、または20代中盤くらいの社会人や大学生で音楽業界に転職を考えているような人。

 

ここでは専門学校か個人教室かを専門家の視点で解説したいと思います。

 

 

まず究極的にいいますと、ミュージシャンというのは学校に行かなくてもなれます。

個人教室にいかなくてもなれます。

ではなぜ学校(教室)というものがあり存在しているのか。

 

それは時間を買うためです。

 

本当にモチベーションが高くて、好奇心旺盛で自分に対して鬼のように課題を突きつけられるような精神力の方なら自力で勉強してプロになれる。

プロに成りたいかはおいておいても、単純に上手くなるということは全く独学でOKです。

 

僕は比較的、研究心が高くて集中力も高いほうだと思います。

そんな自分でも20歳くらいの当時は地方ライブハウスで天狗になれる程度はベースは弾けましたが、そこから先の音楽の深い部分については全く独学で掴めなかった。

 

だから22歳で広島から大阪へ行き専門学校OSMへ入学、翌年にはハリウッドBITに留学して音楽を勉強しました。

 

僕が音楽学校2年間で学んだことは、独学だと10年以上はゆうに掛かったと思いますし、むしろ独学では絶対に不可能な領域まで勉強できました。

 

 

結果的に2年間という学費が掛かったといえますが、10年以上の時間を買ったと思えば実はコストパフォーマンスは物凄く高かったと思います。

 

さて、専門学校と個人教室で迷われている人。

まず、迷う前にまずはプライベートレッスンで己の技量を高めることです。

 

例えば、今専門学校に行こうと決めたなら、残りの半年は個人レッスンでしっかりと基礎を鍛錬しておくべき。

 

学校に入って4月になると自動的に上手くなるということはありません。

学校というのは教育システムはありますが、楽器を身につけるということは、大半はプライベートでどれだけベースを触っているかということに比例します。

ベースでプロになりたければ、専門学校に行くことも一つの方法ですが、まずはたった今からベースを触って鬼のように練習するしかないのです。

まずコンピュータをシャットダウンしてベースを練習してください。ネットで何時間眺めて調べてもベースはうまくならず、単に評論家思考だけが強くなるだけです。

 

 

悩んだらまずは私のような単発型もOKのベースレッスンに通ってみることです。

僕のレッスンは一回 60 分 

  • 1回予約 5,000円
  • 2回予約 9,000円 (実質一回4,500円)
  • 3回予約 12,000円 (実質一回4,000円)
  • 4回予約 15,000円 (実質一回3,750円)

予約回数が多いと、ディスカウントされますので、大半の学生さんは実質一回3,750円で受講されています。

大手音楽教室と比べるとわかると思いますが、60分で3,750円は格安です。

 

この価格を高いと見るか安いと見るかですが、先に話したようにレッスンというのは究極的には時間を買うという概念です。

歯医者にいく、散髪屋に行くとかと比べても安いでしょ。

 

一昨日の僕のレッスンでは初心者の女性ベーシストがたった10数分のレッスンで両手タッピングでジャズスタンダード曲を弾けるようになりました

これを独学ならテクニックと理論的な部分を解釈して導くのに何年かかるでしょう。

私のレッスンなら一時間で理解させて弾かせることが出来ます。

 

ある60代の男性は初心者で受講を初めて3ヶ月でジャズのスタンダードである枯れ葉のウォーキングベースを理解して弾けるようになりました。

おそらく独学ではコードトーンで弾くという概念を導くことすら何年掛かるかわかりません。

 

 

まずはプロかアマチュアかなどおいておいてバンドやりたい! 友達に誘われてしまってベースを弾くことを引くに引けない状況。

専門学校入学は決めたけど、とりあえず入学までにやることわからずに不安など。

 

そういう場合は私のレッスンが受講できればベストですが、そうでなくても、できるだけマンツーマンのレッスンを受講しておくことです。

 

専門学校で取り組む内容というのは単にベースが技術的に弾けるということよりも更に上の部分です。

特に私が部長職についている専門学校はただの音楽教室の巨大版ではありません。

専門学校の良さは他校様のことはよくわかりませんが、本校についてはアンサンブルを学べること。

ライブ実習やレコーディング実習など実践をシミュレートした内容で学べることです。

 

要するに、本当に高い学費で専門学校に入って、有効活用するにはベースを弾けるという技術面は予めプライベートレッスンなどで先に進めておくべきです。

 

もちろん初心者君が入学しても本校では手厚く指導はしています。

ただ、前倒ししてやれることは自力でやっておくほうが真髄の部分を早く有効活用できて良いのです。

 

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当然のように自分のプライベートベースレッスンが良いよ!

と勧誘する結果にはなるのですが、本当にそのほうが良いので遠慮せず良いと書きますね。

 

昨今はYouTubeにたくさんのレッスンがありますので、そこから良いものだけを精査して独学できる人はネットだけでも上手くなれるでしょう。

 

ただ、僕の知る限り日本語での内容については、あまり良いものはないと感じています。

その理由はベースでレッスンを希望する層が日本語圏では少なすぎて、プロの方が無料動画レッスンをしたところで儲からない。

 

リアルのレッスンへの勧誘の宣伝目的のものはたくさんありますが、それは宣伝なので本当に必要な部分は当然公開はしていません。

 

僕もYouTubeで本格的なレッスンを出そうと思った時期もありますが、顧客が少なすぎて、ただのボランティアになり儲からないことが分かって今は頓挫しています。

 

海外ではかなり良いベースレッスン動画はあります。

それは視聴数が多く、YouTube収入で食べられるレッスンプロ、ユーチューバーがいるからです。

そういう方のはかなり良い内容です。

ただし、英語。

英語が理解出来たなら、YouTubeだけでも、そこそこ学べるでしょう。

そういう意味では英語圏の音楽学校というのは今かなりピンチの時代だと思います。

 

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このように、まだ日本国内においてはYouTubeで学べるほどのコンテンツはないように思いますので、まだまだリアル教室というものに需要があると思います。

 

あと、僕のレッスンを受講された方がもっともよく言われるのが、

 

「ピッキングがこんな強いと思わなかった。」

「思ったより弦高が高いですね」

「自分では出来たつもりだったけど、比べたら全く違いました」

 

など...

 

YouTubeで勉強した内容を僕と比べたときに、実際にベースを生で弾いたときの鳴り感とかでびっくりされる方が多いです。

 

僕レベルでびっくりであれば、トッププロの方々を生で見たら死ぬレベルです。

 

それくらい動画というのは大切な空気感とか、五感で感じる部分は教えられないものです。

 

専門学校もお金があれば絶対オススメします。

音楽漬けの2年間の環境を買い、独学だと10年かかるかもしれないことを2年で習得。

8年間の時間とコネとか買ったと思えば、対して高い学費ではないでしょう。

 

 

いずれにしてもアートの世界はお金が掛かります。

これは仕方ない。

あなたがプロになっちときにレッスンというものは大きな収入の糧にはなるでしょう。

それはクラシックミュージシャンやダンサーを見たって同じです。

 

僕はプロを目指す学生に口を酸っぱくしていつも言うことがあります。

 

「お金が無いは死んでもいうな」

 

要するに武士は食わねど高楊枝ではないですが、夢を売る商売なので、お金ないとか口にすんな。

お金にケチイとか、お金が無いことをやらない理由にしたがる人はミュージシャンはやめておくべきです。

 

お金がないからベース上手くなって夢を掴むという馬鹿さと無謀さとか、そういう一般人だと考えられない野望みたいなのがある人が選ぶ商売です。商売というといやらしいですけどね。

 

ちょっと長くなりましたが、人から習うというのは少しハードルの高いことに感じる部分はあるでしょうが、ライブハウスで何年も頑張って目が出ないバンドマン君とかのほうがベースレッスン受けてほしいなと思う今日この頃です。