団塊ジュニアは、
五十代という第4コーナーを「最後」と信じて走ってきた。
だが、そこにゴールはなく、
“第5コーナーはこちら”という案内板が立っていた。
まさかレース中にルールが変わるとは思わなかった。
しかもその先は、更なる”ぬかるみ”のようなコースが見えている。
年金は少なく、貯蓄も心許ない。
頼れる家族もおらず、制度の隙間に落ちる不安。
孤立と介護の影が、静かに忍び寄る。
ふと見ると、バブル就職組はすでに第5コーナーを進行中。まだ、ぬかるみは少ない様子。
その先には、第6コーナーすらあるようだ。
第5コーナーにはまだまだ水が流れ込んでいる汚泥のようだ。
私たちが通過する頃は沼になってるかもしれない勢いだ。
私たちは、
誰にも拍手されることのなかったレースを、
いまも走り続けている。
風に背を押されながら。