敬意
朝から、「遺体」を、見る・・・
覚悟は、していたもののなかなかヘビー・・・
消防士・消防団・警察・医者・市役所の職員・民生委員・葬儀社・僧侶・ボランティア・・・
そろぞれが、苦しみ、思い悩みながら、自分の役割を果たして来たんだな・・・
「プロ」は、「最前線」に立たないといけないから・・・
自分が、その場に居たら・・・
何が出来たんだろう?
何か出来たんだろうか?と、強く思った・・・
「死体」じゃ無い・・・
「ご遺体」なんだ・・・
「敬意を払え」って・・・
そう思う・・・
「車のハンドルを窓の外から掴まれて、ハンドルを振り回され・・・」「棺をかかえるのは俺たちの仕事じゃ無い・・・」「とっとと、車出せ!」そんな人達も居るから・・・
「遺体をこの扱い」で、「手も合わせない」って事に、衝撃を受けた事有る・・・
途中で、しみじみと主人公が発した言葉に・・・
「俺は、これを、今見る運命だったんだ」と思った・・・
思っていた通り・・・
「彼らには、悲しむ時間が十分に有った・・・」って事を強く考える・・・
失った家族を、必死に探す人も居れば・・・
訃報を知らされても、まるで、他人の様に振る舞う人も居る・・・
「この人の人生は何だったんだろう?」「最後、こんな感じか・・・こんな扱いか・・・」色々、考えさせられる・・・
野球選手で、功労者は、「引退試合」して貰える・・・
「ファンへ、挨拶の場も与えられず」、解雇を告げられる選手も居る・・・
なんか、そんな淋しさを感じる事が有る・・・
「功労者じゃ無いんだ・・・」って・・・
火葬場で、最後に、棺の窓の扉を閉める役目なんだけど・・・
最後に見る顔が・・・
「俺の、この扱いなんやねん・・・」では、申し訳ないので・・・
「最高の扱いを受けた・・・色々有った、人生だったけど・・・終わり良ければ、全て良し!先に、行っとくよ・・・」って顔で、送り出したい・・・
遺族からは、故人へ、最後に「ありがとう」って言葉を引き出したい・・・

「おみおくりの作法」と、一緒に、時々見返しては・・・
自分を見つめ直そう・・・
「西田敏行」氏と、出演者に感謝・・・
いい映画だった・・・
TV放送有ったのかは知らないけど・・・
こんな映画見せろよ・・・
