先日、久しぶりに恩師であるK先生に会いました。
先にスタジオに入っていた先生は、僕がスタジオに入るなり開口一番、
「ドリッパくんさぁ、僕が初めてドリッパくんの歌声聴いた時何て言ったか憶えてる?」
と、訊いてきました。
「おもしろい声してるねって言われました。」
「そうそう。」
先生はニコニコしてました。
初めてのレッスンの日、最初に歌い終わって言われた一言が、『おもしろい声』。
褒められてるのかなんなのかワケがわからなかったのを今でもよ~く憶えています。
ここで先生の簡単な紹介を・・・
業界では知らない人はまずいないR&Bのパイオニア的な方です。
プロデビューを果たしたミュージシャンにもヴォイスレッスンをする傍ら、
素人にも楽しく歌を歌いましょう的な感じのスタンスで仕事をやられてる方です。
これ以上は詳しくは書けません。
僕は元々素人組の方で先生にお世話になってたのですが、
先生が気に入ってくれて特別に無料でプロの人と同じスタジオで
プロと一緒にレッスンを受けさせてもらっていました。
当時はデビューするなりいきなりブレイクを
果たしたミュージシャンのMと一緒にレッスンなんかを受けたりしてました。
「僕はねぇ、めちゃくちゃドリッパくんには期待してたんだよ。ロックやるのに、R&Bの僕のところに習いにくるところのヴォーカリストとしての着眼点の良さと独特な声帯の持ち主であること。上手に導いてあげれなくて本当に悪かったと思ってる。ごめんね。」
「止めて下さい。先生にはお世話になりっぱなしのまんまでかえってご迷惑をおかけしたと思ってます。僕が生意気だったのがいけなかったんですから・・・・・」
「ドリッパくんは確かにちょっと生意気だった。でも実力がちゃんと伴っていたし、そういう子がロックをやって世の中の音楽を牽引していく必要性があったと思うよ。ドリッパくんがちゃんと音楽業界に入っていたら今の音楽市場は多分もう少し違っていたと思うよ。」
「ありがとうございます。でももう終わったコトですから・・・・・」
「うん・・・・・『遠くまで』をさっき買ってきたんだけど、ちょっと歌ってみない?」
『遠くまで』・・・・・僕が先生の前で初めて歌った歌だ。
「先生、よく憶えてますね?」
「だからそれほど本当にドリッパくんの歌には感動したんだよ!!」
「ありがとうございます・・・・・」
結局、『遠くまで』は歌わなかった・・・・・歌えなかった・・・・・
先生の前でスタジオの中で大声で泣いた・・・・・
先生がずっと肩を叩いてくれた・・・・・
<東京ライフ>にケリがつく日は多分来ない・・・・・
でも俺の<東京ライフ>は本物だったと認めてくれる人がいる・・・・・
先生はそれを俺に伝えるために時間をとってくれたのだろう。
<東京ライフ>時、某オーディション番組が流行っていた。
それにヤラせで出させられそうになった。
その番組のファイナリストたちは今現在活躍している。
先生との繋がりでそのファイナリストとは若干の交流がある。
今正に日本のR&B界を背負って立っているAが俺と久しぶりに会いたいと言ってたらしい。
先生はAのヴォイストレーナーだ。
売れっ子ミュージシャンと酒を飲むのも楽しいモノかもしれないかもな。
先にスタジオに入っていた先生は、僕がスタジオに入るなり開口一番、
「ドリッパくんさぁ、僕が初めてドリッパくんの歌声聴いた時何て言ったか憶えてる?」
と、訊いてきました。
「おもしろい声してるねって言われました。」
「そうそう。」
先生はニコニコしてました。
初めてのレッスンの日、最初に歌い終わって言われた一言が、『おもしろい声』。
褒められてるのかなんなのかワケがわからなかったのを今でもよ~く憶えています。
ここで先生の簡単な紹介を・・・
業界では知らない人はまずいないR&Bのパイオニア的な方です。
プロデビューを果たしたミュージシャンにもヴォイスレッスンをする傍ら、
素人にも楽しく歌を歌いましょう的な感じのスタンスで仕事をやられてる方です。
これ以上は詳しくは書けません。
僕は元々素人組の方で先生にお世話になってたのですが、
先生が気に入ってくれて特別に無料でプロの人と同じスタジオで
プロと一緒にレッスンを受けさせてもらっていました。
当時はデビューするなりいきなりブレイクを
果たしたミュージシャンのMと一緒にレッスンなんかを受けたりしてました。
「僕はねぇ、めちゃくちゃドリッパくんには期待してたんだよ。ロックやるのに、R&Bの僕のところに習いにくるところのヴォーカリストとしての着眼点の良さと独特な声帯の持ち主であること。上手に導いてあげれなくて本当に悪かったと思ってる。ごめんね。」
「止めて下さい。先生にはお世話になりっぱなしのまんまでかえってご迷惑をおかけしたと思ってます。僕が生意気だったのがいけなかったんですから・・・・・」
「ドリッパくんは確かにちょっと生意気だった。でも実力がちゃんと伴っていたし、そういう子がロックをやって世の中の音楽を牽引していく必要性があったと思うよ。ドリッパくんがちゃんと音楽業界に入っていたら今の音楽市場は多分もう少し違っていたと思うよ。」
「ありがとうございます。でももう終わったコトですから・・・・・」
「うん・・・・・『遠くまで』をさっき買ってきたんだけど、ちょっと歌ってみない?」
『遠くまで』・・・・・僕が先生の前で初めて歌った歌だ。
「先生、よく憶えてますね?」
「だからそれほど本当にドリッパくんの歌には感動したんだよ!!」
「ありがとうございます・・・・・」
結局、『遠くまで』は歌わなかった・・・・・歌えなかった・・・・・
先生の前でスタジオの中で大声で泣いた・・・・・
先生がずっと肩を叩いてくれた・・・・・
<東京ライフ>にケリがつく日は多分来ない・・・・・
でも俺の<東京ライフ>は本物だったと認めてくれる人がいる・・・・・
先生はそれを俺に伝えるために時間をとってくれたのだろう。
<東京ライフ>時、某オーディション番組が流行っていた。
それにヤラせで出させられそうになった。
その番組のファイナリストたちは今現在活躍している。
先生との繋がりでそのファイナリストとは若干の交流がある。
今正に日本のR&B界を背負って立っているAが俺と久しぶりに会いたいと言ってたらしい。
先生はAのヴォイストレーナーだ。
売れっ子ミュージシャンと酒を飲むのも楽しいモノかもしれないかもな。