今作品では医師にも家族があるということがひとつの大きなテーマとなっている。

辰也の言葉は重い。

その意味は読み進めて行く度に重さを増していく。

3歳の娘、夏菜との最低限ギリギリの生活を守ろうとする辰也を誰が責めるコトが出来るだろうか?

辰也は仕事をキチッとこなしている。

人間の話とは時にとても難しいモノになってしまうのだと思わずにはいられない。



ドリー、メイコさんと3人で生活していた時、少なからず、我が家にもあった問題だ。



辰也の妻、夏菜の母である千夏が夏菜の誕生日にバースデーケーキを送ってきたシーンは救われた。

千夏も辰也と夏菜が自分の下から離れて行って頭が働いた部分があったのであろう。

この先辰也、夏菜、千夏の3人がまた一緒に暮らせる日が来ることを祈りたい。






「医師の話ではない。人間の話をしているのだ!」





この一止の発言に夏川草介さんの作品の全てが集約されてると思う。



一止は若干変わり者ではある。

でも凄く人間味のある愛情溢れた溜まらんヤツだと思う。

大好きになってしまった。

是非とも今後もシリーズ化して欲しい。



そして一止の細君であるハル。

ハルもまたとても魅力的な女性だ。

世の女性たちがこんな風だったらどんなにいいだろうと勝手なことを思ってしまう。



一止とハル。

最高のカップルである。

この2人が織りなす感動ストーリーを本当に今後も読んでいきたい。

続編書いてくれ~~~~~!!