昨年リリースされた重松清さんの作品。



結婚3年目で妻が髄膜炎で亡くなってしまい、残された夫と1歳半の娘の成長を描いた作品。



重松清さんの作品の中ではあっさりしてた感じ。

本屋で見かけた時は我が家も妻の浮気なんかなかったので、
真剣に妻に万が一のことがあったら自分とドリーはどんな風に生きて行くのだろうと思い、
興味を持って購入した作品。

娘、美紀が小学校の卒業式を迎える朝までの出来事を少しずつ描いている。



もう少し深いところまで描いていて欲しかったなと重松清ファンとしては思う。

でも重松清さんワールドである『優しさ』は随所に見られて涙を誘うシーンも多い。



『生き方』とは『付き合い方』なんだということを学んだかな?

付き合い方って、他人とのコトだけではないですよ。

物事全てにおいて『付き合い方』ってのが大事だってこと。





久しぶりに本を読みましたが、やっぱり読書っていいですよね。

自分を改めて客観的に見るコトが出来るから。

そういう意味ではなんか少し生きてくヒントはあったと思う。

俺はガチガチ過ぎて柔軟性がないから・・・・・

頭洗われた気分です。





ドリーはどんな風に成長していくんだろうなぁ・・・

ドリーに無性に会いたくなりました・・・

親子は少しでも多く一緒の時間を共有しなければいけないと思う。

自分のコトだけ優先するなら子供など必要ない。

後悔しても後からは取り返せない時間はたくさんある。

ドリーと同じ時間をたくさん共有したい気持ちが強くなった作品でした。