大好きであり且つ愛用ブランドのひとつです。
とは言え、ドリーが生まれて以来ショップに出向くことは激減してしまいましたが・・・。


特に好きなのは田中啓一さんがデザインをされていた頃のオムです。
その中でも2003年の春夏コレクションは僕にとって最強デザインでした。

2003年の秋冬コレクションは川久保さんなど他のデザイナーも
加わってのラインであったらしいので、実質的には田中さんがひとりで務めた最後のデザインだと言えます。


それだけに(と言う表現は何か語弊を招き兼ねませんが、あえてそう表現させて頂きます。)
何かを叫ぶようなエナジーを作品全体から強く強く受けました。

なかでも『コミック柄』は強烈なパワーでした。

柄が派手だからなんていうことではありません。
デザイナーとして表現したいことを限りなく尽くされたのではないでしょうか。

もちろん田中さん本人からの言葉は聞くことが出来ないので、
デザイン素人のファンの勝手な思い込みに過ぎないのかも知れません。
でも少なくとも、それまで田中さんがデザインされてきた数多くの作品の中で
このコミック柄はダントツで、僕に強烈なパワーをぶつけてきたのです。


それ以前はもちろん、その後もギャルソンであれ他のブランドであれ、
こんなに僕の気持ちを捉えるどころかぶち破っていった洋服はありません。


このラインは買える限りのたくさんの作品を購入しました。

そして着まくりました。

でも今はあまり着ないようにしています。
出来る限り何年も着ていきたいからです。
出来ることならまだ先10年は・・・なんて本気で思ってます。

ただの貧乏性(もちろんそれもありますが)なんかじゃなく、ほんとに気に入ってる作品なんです。



今のギャルソンに田中さんのデザインはありません。
しかし言わずもがな、川久保さんを始めとしたほかのデザイナー、
みなさんアホみたいにスゲェー!!っすよね。


これからもカッコいい服をずーっと創り続けていってほしいです。



いつの日か田中さんが自分のブランドを立ち上げる時が来たらいいのになぁ・・・。