おそろしい話のこと
お盆が終わって、
いきなり涼しくなった。
頭が少し正常に戻り、「はっ」と気づくと仕事がかなり遅れていた。
先週から怒涛の忙しさ。
最近の小さな幸せは、
早めにお布団に入り音楽を聴いて本を読むこと。
音楽は8割同じ音楽。
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ガルバレク、ヘイデン、ジスモンチのトリオが奏でる最高の音楽。
ジスモンチの雨のようなギターのうしろでヘイデンのベースが忘れかけたころに現れる。
ガルバレクのサックスが澄んだ空気のように流れる。
時おり消え入りそうな音や、誰かが鼻歌を歌っていたり、
最後の曲をメキシコかどこかのジイサンが孫と聴きながら毎日涙したとかしないとか。
とりあえずこれを聴きながら読書。
今読んでいるのはこの音楽には全く似つかわしくない話。
日本最大の獣害である、大正期に起こったヒグマによる村人惨殺事件の話。
この話をモデルにした小説を吉村昭が書いている。
吉村昭は事実を小説に仕立て上げる天才だ。
このおそろしい話を暖かい布団にくるまって読む。