裸足の悦楽のこと
夏には、はだしが心地良い。
「パパラギ」という一冊の本がある。
サモアの酋長が初めて白人の社会へ行き、
その文明に驚きと恐ろしさを感じた話が書かれている。
ポリネシアの人は白人をパランギと呼ぶ。
それは僕が行った時もそのように呼んでいた。
パランギが堅い皮で足を包んでいるのに酋長は驚きを隠せなかった。
現在はほとんどの国がパランギ化している。
(文化的意味での)パランギ化は人間であるという自由を少し奪っている気がした。
さらさらの砂浜をはだしの足で歩くあの感触はとても快感だ。
暑いところでははだしが一番しっくりくるのだなあ。
- パパラギ―はじめて文明を見た南海の酋長ツイアビの演説集/岡崎 照男
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