大きな雨粒は歓喜の音のこと
激しい雨、
体が包まれるようなそういう感覚が好きだ。
過労なのかなんなのかわからないけれど、
今週は生けるゾンビ。
折りしも、新聞で過労死についてのコラム連載があり、
それを思い出す。
ダラー・ブランドーというアフリカ出身のピアニストの作品を聴く。
ひさびさに魂の音楽を聴いた。
8曲だけど、すべて途切れることなく演奏が続く。
それは巨大な一曲。
それはひとつの生を奏でる。
たったひとつのピアノだけど、
ヨーロッパ系の上品な音ではなく、
それは岡本太郎さんを彷彿とさせる音。
アフリカの生命の音。
もしくは魂の音。
それは生命の起源を想起させる音。
まったくのむきだしで、演奏中、キース・ジャレットかそれ以上にダラーは呻き声をあげる。
椅子がギーギーかしむ音や、人々のざわつきの中で演奏ははじまる。
一定の低音の中に叩きつけるように高温がはいり、
その間隔が変わり、
不協和音が入り、
そして生命の爆発を感じさせるような歓喜の音。
なぜにこのような音を僕は知らなかったのだろう。
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