白の世界
ようやく雪がこの町にもつもった。
ちょっと昔までならもっとたくさんつもるのに、この2年というもの積雪量が少ない。
朝ごはんを食べて、
緑茶を淹れ、
工房までの20mほどを真っ白につもった新雪の上をサクサク歩く。
マグカップに入れた緑茶からは暖かそうな湯気が立ちのぼる。
円筒形のストーブに火をいれ、
緑茶をすすりつつ、
カレンダーを見たり、
今日の作業工程を考える。
すぐには暖まらないので、吐く息はとても白い。
窓の外は雪がつもって白いので、
いつもより明るい。
ストーブにあたりつつ、
外に雪がつもっているんだ、と思うと頬がゆるむ。