インディアン魂
スー族のメディスンマン、レイム・ディアーの語るインディアンの自然観、生き方、彼の体験が描かれている。
自然、母なる大地に感謝をしつつ風や石や木などに宿るというスピリット(魂)に耳を傾けて生きる彼は本当の意味で人間であり、自然の一部だ。
若かりしころは欲望のおもむくままに放蕩生活を送り、そこから自分自身を見出していく。
しかし彼は自分がスー族のメディスンマンだということを常に意識し、誇りを持っている。
彼の語り口調は堅苦しいものではなく、
かなり軽妙洒脱なのでとても読み易く面白い。
というか、このジジイはかなり魅力的な人物だということがわかるだろう。
とても俗で、とても聖なのだ。
ただの聖人なんて、どうにもならない。
ただの俗人なんて、おもしろくもなんともない。
彼は両方の性質を持っているからこそ、魅力的なのだ。
もし、何か失ったものがあればこの本を読むと何か見えてくるかもしれない。
- インディアン魂―レイム・ディアー〈上〉 (河出文庫)/ジョン・ファイアー レイム・ディアー
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