動物
人間以外の動物たちは馬鹿なのだろうか?
動物を見るのは好きだ。
彼らの仕草や表情はとても楽しませてくれる。
野生の動物はどいつもこいつも、
僕には高貴に見える。
自分自身を持った、生きるために最善をつくす、誇り高き生き物達。
田舎なので、普段仕事しているときにさまざまな動物が姿をあらわす。
鳥たちが騒がしく、おいかけっこしながら木に残った柿をついばみにくる。
「セスク・ファブレガス」と名づけたトラ猫は我が物顔で工房の前を闊歩し、少し離れたところで空を見上げたりしながら日向ぼっこをする。
草むらをイタチが跳ね回る。
木をあらっていたら、すぐ真後ろを妙に薄汚れたタヌキがノソノソと歩いている。
みんなそれぞれ自分の生活をしているのだなあ、と感慨にふける。
野生の動物はとても美しい。
よく山でみかける鹿の跳躍はとてもじゃないけど人間じゃ真似できない。
ヘラジカは想像を超えた大きさで、神様がいるなら、「どうしてこんなに大きい動物を作ったんですか!」と一言いってやりたいぐらい大きい。
子供のころに普通に受け入れていた動物達が、
大人になってあらためてみると、もうわけのわからないやつらに見える。
よくわからないけど、すごい。
人間は動物を卑下して見る傾向にあるけど、
それは彼らのことをある意味では恐れているからじゃないんだろうか、と思った。