風邪をひく
今朝起きると咽喉が焼け付くように痛い。
どうやら風邪をひいたみたい。
先週までの無理がたたったのだろうか。
一日ベッドにもぐり込んで本を読み、眠たくなったら寝た。
藤原新也の「鉄輪」という本を読み終わったあとに眠ると、
夢の中で自分は「鉄輪」の中の藤原新也だった。
本の中で高校生の彼は鉄輪という街に引っ越すことになるのだけど、
夢の中の僕(藤原新也)は滋賀にやってきて、琵琶湖を初めて見る。
電車の車窓からは遠くまで琵琶湖が見渡せ、白い船がいっぱい浮かんでいる。
琵琶湖のあまりの大きさに感激して夢の中で大泣き。
そのうしろでもうひとりの僕がロシア語でその感情についての説明をしていた。
起きたらもう真っ暗になっていた。
時計を見ると夕方6時すぎ。
しん、と静まりかえった夕闇が僕を寂しい気分にかりたてる。
寝ぼけまなこの中、
時間の連続性という感覚も麻痺し、自分が何者なのか戸惑う。
いったい何をもって人間は自分というものを認識しているのだろうか。