島田荘司の吉敷シリーズ『確率2/2の死』です。










が、画像もない、だと!?wwwwwwwwww





確率2/2の死 (光文社文庫)
島田 荘司
光文社
売り上げランキング: 335216



内容(「BOOK」データベースより)
プロ野球のスター・プレーヤーの子供が誘拐された。身代金一千万円。警視庁捜査一課の吉敷竹史刑事は、姿を見せぬ誘拐犯の指示で赤電話から赤電話へ、転々と走り回る。が、六度目の電話を最後に、犯人は突然、身代金の受け取りを放棄し、子供を解放した。果たして犯人の目的は何か。鬼才が野心的着想で挑んだ長編推理小説。


























吉敷シリーズですね。


え??、ってぐらい評価されてないようですね。


だって画像がないんだもん(笑)。






いや、そんなに駄作だったかなぁ。


島田荘司作品でこれよりも駄作なのは他にもたくさんあるはずなのn(ry





僕がこの作品をそこそこ評価してるのは吉敷シリーズに限らず島田荘司作品のなかでも割と動きのある作品というか、サスペンス要素の強い作品だったからで、他作にはない雰囲気があるからなんですよ。




この作品は冒頭、吉敷さんの全力疾走から幕があがります。


誘拐の身代金を払うために犯人の指示に従って全力で走り回るんです。



指定通りに走りまくって味方の警察を全員まいてしまって、いざお金の受け渡し、という場面で突然犯人からの指示がなくなります。


で、誘拐されてた子供もなぜか無事に帰ってくる。



犯人の目的はなんだったのかが全く分からないままこの事件が終わるかと思いきや、別の事件から出た思わぬ事実から、犯人とその狙いを突き止めることができた、という話でした。








うん、結構引き込まれる要素があったと思うんですよ、コレ。



事件の真相とかは正直大したことなかったんですけど、そこに至るまでの過程がグイグイ引き込まれていくので、そういうところは評価できるんじゃないかなぁと思うんですけどね。


ま、大した作品ではないことは確かなんですけど、そこまで悪くもないよ、もうちょっと評価してあげてもいいんじゃない?っていうのが結論です(=_=)





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