綾辻行人の『殺人鬼Ⅱ-逆襲編―』です。
前作よりも少しテーマをもたせた感じ・・・ですかね。
内容(「BOOK」データベースより)
あいつはやはり生きていた!双葉山中に潜むあの殺人鬼が、麓の街に姿を現わしたのだ。凄惨きわまりない殺戮の狂宴が、いま再び始まる。他人の“目”になる不思議な能力を持った少年・真実哉との対決の行方は?そして明かされる、驚くべきその正体とは…。ミステリー界に一大衝撃をもたらした、新本格スプラッタ・ホラーの第二弾!あなたはこの恐怖に耐えられるか。
というわけで前作『殺人鬼』で成敗できたように見えていた殺人鬼がやっぱり生きてて、また襲ってくる、って話です。
今作はまず本編よりも、その前に起こる事件のほうが猟奇的なんですよ。
刑事とその妻と幼い子供がドライブ中に殺人鬼に襲われて、かなりエグイ殺され方するっていうエピソードが導入として置かれているんですけど、その殺し方が本当にヒドくって、僕もついに読むのやめようかと思いました。
この殺人鬼が一番恐ろしいのはすぐに何でも喰わせようとしてくるところですね(笑)。
コイツは前作で人の肉を人に喰わせる喜びを覚えてしまったようですorz
前作のようなミステリ的仕掛けはなくて(あるんですけど、インパクトも弱いし、そもそもそこに力はいれてなさそうです)、そのぶん、スプラッターに磨きがかかってます。ここまでやりきってくれたらむしろ清々しいですけどね。前作は山の中での大量虐殺でしたが今作は病院の中での大量虐殺です。
前作で少しだけ見えた『心の繋がり』みたいなものをテーマとして取り入れて、心の形が同じだったら想いが通じるとかいう、なんだかファンタジー的な要素が加わっているおかげでちょっとだけ心が温まるような場面がある、とかそんなこと書こうと思いましたけどやっぱり無理です(笑)。
もうこれは完全にただのグロテスク小説として読むしかないですよ。そう読みましょう。
ま、読んでるところを親に見られたくない小説の筆頭ですね。
ゴールデンウィークの書評にあえて『殺人鬼シリーズ』をぶつけてみました(笑)。
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前作よりも少しテーマをもたせた感じ・・・ですかね。
内容(「BOOK」データベースより)
あいつはやはり生きていた!双葉山中に潜むあの殺人鬼が、麓の街に姿を現わしたのだ。凄惨きわまりない殺戮の狂宴が、いま再び始まる。他人の“目”になる不思議な能力を持った少年・真実哉との対決の行方は?そして明かされる、驚くべきその正体とは…。ミステリー界に一大衝撃をもたらした、新本格スプラッタ・ホラーの第二弾!あなたはこの恐怖に耐えられるか。
というわけで前作『殺人鬼』で成敗できたように見えていた殺人鬼がやっぱり生きてて、また襲ってくる、って話です。
今作はまず本編よりも、その前に起こる事件のほうが猟奇的なんですよ。
刑事とその妻と幼い子供がドライブ中に殺人鬼に襲われて、かなりエグイ殺され方するっていうエピソードが導入として置かれているんですけど、その殺し方が本当にヒドくって、僕もついに読むのやめようかと思いました。
この殺人鬼が一番恐ろしいのはすぐに何でも喰わせようとしてくるところですね(笑)。
コイツは前作で人の肉を人に喰わせる喜びを覚えてしまったようですorz
前作のようなミステリ的仕掛けはなくて(あるんですけど、インパクトも弱いし、そもそもそこに力はいれてなさそうです)、そのぶん、スプラッターに磨きがかかってます。ここまでやりきってくれたらむしろ清々しいですけどね。前作は山の中での大量虐殺でしたが今作は病院の中での大量虐殺です。
前作で少しだけ見えた『心の繋がり』みたいなものをテーマとして取り入れて、心の形が同じだったら想いが通じるとかいう、なんだかファンタジー的な要素が加わっているおかげでちょっとだけ心が温まるような場面がある、とかそんなこと書こうと思いましたけどやっぱり無理です(笑)。
もうこれは完全にただのグロテスク小説として読むしかないですよ。そう読みましょう。
ま、読んでるところを親に見られたくない小説の筆頭ですね。
ゴールデンウィークの書評にあえて『殺人鬼シリーズ』をぶつけてみました(笑)。
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