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もう一人、増やしておこう。
流行りに迎合して、伊坂幸太郎。
最初の出会いは「ラッシュライフ」「グラスホッパー」。
「全っ然、面白くねーな」と思ってた。
でも去年、ヒマすぎて「砂漠」を読んだあたりから
伊坂幸太郎を好きになりはじめた。
内容(「BOOK」データベースより)
入学した大学で出会った5人の男女。ボウリング、合コン、麻雀、通り魔犯との遭遇、捨てられた犬の救出、超能力対決…。共に経験した出来事や事件が、互いの絆を深め、それぞれ成長させてゆく。自らの未熟さに悩み、過剰さを持て余し、それでも何かを求めて手探りで先へ進もうとする青春時代。二度とない季節の光と闇をパンクロックのビートにのせて描く、爽快感溢れる長編小説。
最初に言っておくけど、これはミステリではない。
紹介にも「青春小説」って書いてあるし。
物語もライトな感じで、少し変わった大学生の平凡な日常を描いているだけなんだけど、
そのひとつひとつが少しだけ面白い。
全部で5章で構成されていて
『春』は大学1年生の春。
『夏』は大学2年生の夏。
『秋』は大学3年生の秋。
『冬』は大学4年生の冬。
最後にまた『春』。
主人公5人の不思議な大学生活を、面白おかしく、伊坂節で綴っている。
最初はニヤニヤして読みながらも
「これ、ずっとこんな感じで話が続いていくのか?」
と思っていたのだけれど、
そこはやはり伊坂幸太郎。
ちゃんと見せ場もたくさんあった。
軽やかにアメリカを批判したりもしてた。
個人的には『夏』の西嶋の
「ロン」のくだりで目頭が熱くなった。
これで伊坂幸太郎を好きになれて
その後、「魔王」にも出会えたので良かった。
他、「重力ピエロ」や「アヒルと鴨のコインロッカー」とか
「終末のフール」とか読んだけど
今のところ、これと「魔王」が一番良かったかな。
俺、少し政治色が出てるのが好きなのかな(笑)。
amazonのレビューでは
これが好きな人は「陽気なギャング~」も好きになるはずだ
って書いてあったから
そのうち読もうかな。
ってかレビュー、極端だな。
いつも殺人事件ばかり読んでる人はたまにはこういうの読んだらいいでしょう。
大学生活、もっと頑張らなきゃ!って決意を新たにした。
なんてことはまるでない、はずだ。