綾辻行人の館シリーズ読破中。
時系列通り読んできて、黒猫館まで終わった。
昨日、本屋に行ったけど暗黒館は在庫ないって言われた。
仕方ないので浮気して有栖川有栖の月光ゲームを買った。有栖川有栖は面白いのかね?
館シリーズ講評してみると十角館と時計館がツートップだね。まぁみんなそうだろうけれど。
十角館は、「1行が世界を変える」のキャッチコピー通り、衝撃だった。新装改訂版になって、その1行がさらに際立つようになったらしい。これはスゴイ1行だった。
ネタバレにならないように不満をあげるなら
「すごい体力だね(笑)」
「ボート見つからなくて良かったね(笑)」
ってところかな。
ってか別に十角館じゃなくても良かったんじゃね?とも思うけど。
時計館は、時計館ならではのトリックがすごかった。あと、過去と現在をうまくリンクさせていて、設定の細かさと、伏線の多さに愕然とした。しかもクローズドサークルに現れる殺人鬼って超怖いね。
ストーリーが美しい。
まぁ、人死にすぎ!って感じもあるけど。
あんなに殺す必要あったのか?特に過去の部分だけど。主治医が死んだとか???
あとの館は・・・。
迷路館・黒猫館・水車館・人形館の順番かな。
迷路は、鹿谷さんの「迷路館の殺人」が終わったとき「なんだよ、この話!」(犯人がわざと手がかりを残していくとかw)って思ったけど、そのあとのエピローグで覆してくれて良かった。迷路館入れてスリートップでも良かったかなぁとは思うけど、強いていえば首切りの論理があったけど、あのとき犯人が出血しなかったら迷宮入りしてたんだろうか、と思うとちょっと微妙ですね。
黒猫は、まぁ楽しかったけど、他のに比べると事件が小さかったかなぁ。しかも珍しく密室トリックが普通の古典的トリックだったし。あと、隠し通路必要だったの?
水車は、最初の数ページで犯人の目星がついた。バラバラ死体は信じてはいけませんね。
人形はorzです。
暗黒館、早く読みたい。