こんにちは、

89年度ロックラ入部、早稲田祭のちょいと後にジャスト40歳を迎える丸尾一平と申します。よろしくお願いいたします。

大学時代はギターを演奏してました。

現在はフリーランスの英語通訳者を務める傍ら、性懲りもなく音楽活動も続行中でございます。ブログの最後に演奏活動のご案内などさせていただきますので、ご興味のある方、ぜひともご連絡いただくか、連絡が面倒くさかったら、気が向いた際にでも、ぶらりと会場にお越しいただければ幸いです。

この度は、96年度入部のタカナリさんより、「11月の早稲田祭に向けて,OBの早稲田祭の思い出や現役生からの告知を集中的に紹介したいと考えています。」とのことで、早稲田祭の思い出についての記事を寄稿してほしいとのこと、非才の限りをつくして文責を担います。

文章の才能の欠如もさることながら、長期的な記憶力には更に自信がございませんで、文中思い違いやら不正確なところやら、いろいろとあるかと思いますが、まずはご容赦くださいませ。なんせ最初の早稲田祭から数えたら21年!時間だけはずいぶんと経っちゃったなあ。事実関係に誤認があれば、コメント等で修正いただければ幸いです。

それではとりとめなくスタートいたします。
(はんぱじゃなくとりとめないです。予め申し上げておきますが、最後まで読まれた方、大変お疲れ様です)

当時のロックラ:

とても大所帯でした。ユーレイ部員まで含めれば簡単に部員百名は超えてました。
まだロックラの部室が理工キャンパスにあった時代でした。(何号館だったけ?現在地下鉄西早稲田駅の出口があるあたりです。)当時は、毎年、新歓時、山登りのサークルと勘違いしてアプローチしてくる新入生がちらほらといましたが、今もいるのかな?

スインギングバッパーズの吾妻光良さん、Vow Wowの人見元基さん、ホッピー神山さん、「恋に落ちて」の小林明子さんなどの出身サークル、というのが当時の売り文句でしたかね。

それと、現在も第一線で大活躍中のスーパードラマー藤掛正隆さんは私の二つ上の先輩になります。(http://fulldesign.sakura.ne.jp/info/ )

当時は、後述する事情もあり早稲田「五大」音楽サークルの一つなどと呼ばれていた(あるいは少なくとも自称していた)ように思います。(「四大」か「六大」だったかも、特に今回、数字及び固有名詞周りは自信ありません)  他は、MFC、デーモン小暮やら爆風スランプを輩出したWFS、GEC、ナレオ、あたりだったと記憶しておりますが、またもやこれも記憶があやふや。さてさて前置き長くなりましたが、本題の早稲田祭について

会場:

何号館の何号室だったか完璧に忘却の彼方です。のっけから全然使えない情報で恐縮です。(本部キャンパスのどっか、真ん中ら辺だったと記憶しておりますが…)、生粋のロックラ部員としては、文系(本部キャンパスにある学部)だったのに、大学生活の8割方を部室のある理工キャンパス内で過ごすという極めて本末転倒な大学生だったこともあり、そもそも本部キャンパス内の地理がほとんど頭の中に入っておりません、あしからず。覚えているOBの方、コメントにて教えて下さいませ。

早稲田祭中、隣ではGEC(ギターエンジョイクラブの略だったっけ?)というサークルがライブやっていたような記憶があります。パンクなサークルでした。MFCも近所でしたっけ??

日時:

しばらく開催していなかった期間を挟んだ現在と開催のタイミングはあまり変わっていないようです。現在は二日間の開催のようですが、私達のころは、記憶違いでなければ、11月3日、文化の日を最終日とする4日間開催されていました。それに先立つ準備期間が2日間だったかな。

準備期間・段ボール・発電機:

今もそうでしょうが、本来は教室である部屋を仮設とはいえ、ライブハウスに仕立て上げるのですから、準備は結構大変でした。
思い出その1は、教室の窓をふさぐための段ボールを近所中の商店を回ってかき集めたこと。一丁前に大掛かりな照明まで入れていたこともあり、窓をふさいで教室内を暗くするために大量の段ボールが必要でした。それと、照明機器+アンプ類+これまた結構大掛かりなPAシステムの消費電力が教室のキャパの電力をかるーく上回っていたこともあり、ディーゼル駆動の発電機をこれまた一丁前にレンタル手配して使っていました。これが思い出その2。

他のサークルでこんなアホなことやっているところはいませんでしたな。
発電機、とにかく死ぬほど重かったのを覚えています。屋上に配置して、外壁伝いにケーブルを下ろして教室内に電気を引き込みました。ちなみに開催期間中の下級生の重要な役割の一つが「発電機当番」燃料切れ、その他トラブルがないよう、交代で見張り番をしてました。秋空が気持ちよかったな。

思い出その3、準備期間中は、普段ではありえないぐらい夜遅くまで、キャンパスにいることが出来てワクワクした記憶があります。それでも確か、表向きは夜の10時だか、11時だかまでにはキャンパスを出なきゃいけなかったように記憶しておりますが、幹部を始め、中核メンバーは確か泊まり込みで準備してたように記憶しております。

準備期間中、買い出しにいったり何だり、密かに憧れていた女の子を図らずして二人きりになったり、嬉しかったなあ。大学時代は圧倒的にモテませんでして、甘ずっぱい思い出といえば、その程度がセキの山でございますよ。

などと書くと今ではちょっとはモテるのか、などと言われてしまいそうですが、モテないのは20数年間、変わりませんなあ(笑)

ライブ:

とにかく出演バンドが多くて目まぐるしかったです。確か朝の10時から、夕方の6時まで、4日間ひっきりなしにライブが続いてました。どんだけの数のバンドがいたんだよ、と突っ込みたくなりますね。頭の中に、断片的にいろいろなライブのことが思い浮かんできますが、全部かくとキリがなくあまりにもとりとめもなくなりそうなので、割愛。(現時点ですでに充分とりとめもない文章になっておりますが)レギュラーなバンド、急造バンド、OBバンド、いろいろ入り乱れてましたね。楽しい・素晴らしいライブをたくさん見たように記憶しております。

いわゆる「美味しい」時間帯の枠はまず上の学年の特にレギュラーでやっているバンドやOBバンドから埋まっていきました。幹部の皆さんは、タイムスケジュールのやりくりに苦労されてたように思います。キリがなかったろうな(笑)  新入生は、平日朝の10時から30分の枠だとか、ありえないくらい健康的な時間帯に演奏してました。

後夜祭ライブ:

当時は早稲田祭の「後夜祭」などというものがありました。
早稲田祭の最終日の夜、文学部キャンパスの体育館前の大広場にでっかいステージを組んで、そこに早稲田を代表する音楽サークルからこれまたサークルを代表するバンドがそれぞれ1組出演してました。私が一年生の時はロックラもそのなかのサークルの一つであり、そんなこともあって五大サークルなどと自称していたのではないかと思います。

私が一年の時にロックラから後夜祭に出場したのは、忘れもしない、当時のロックラを代表する、ロックンロールバンド、Bull Stick(ブルスティック)!  ロックラの大アニィ、マツモトさんをボーカルに、ギターのイトウさん、ベースのアメミヤさん、そしてドラムにこれまた私達の頃の伝説的存在、ウツノミヤさんを有する、間違いなくロックラの顔と呼べるバンドでした。ちなみにマツモトさんはその当時すでに4年生でしたが、ご卒業はなぜか私と同じ年でした(笑) (私はぎりぎり4年で大学卒業しました)

その年の後夜祭には学生バンドだけではなく、サンプラザ中野さんがしかもトップバッターで出演しました。爆風スランプでの出演ではなく、爆風スランプの一部メンバーと、他のメンバー(当時の野村義男さんのバンド「グッバイ」のメンバーの人もいたような…)の混成バンド。爆風スランプのどのメンバーがその場で演奏したか、記憶に定かではありません。パッパラー河合さんはいましたっけ?ファンキー末吉さんは、確かいらしたような…。ベースはグッバイの人で、江川ほーじんさんではなかったような…。あまり覚えてません。

サンプラザ中野さんのライブは残念ながら最低でした(笑)

演奏の内容も実はあまり覚えてません。あまりにも他の面で強烈すぎるライブだったので。最初は売れっ子ミュージシャンの登場、ということで会場も大盛り上がりでしたが、中野さん、お酒を召していたのだか、何だか、ふんどし一丁でめちゃくちゃやってまして、途中で「今日はてんぷらを作りにきました」などとのたまいやがりまして、おもむろに用意してきた小麦粉・水・生卵などをステージ上、そして観客に向けてバケツでぶちまける!
私は当時、参加バンドの所属サークルの下っ端として会場整理のお手伝いをしてまして、その時はステージの縁にしゃがんで押し寄せる観客を押しとどめるという実に体育会系な仕事に従事していた関係もあり、その小麦粉をもろに頭からかぶりました。次の日まで髪の毛から小麦粉がとれませんでした。生卵被らなかったのがせめてもの不幸中の幸いでしたね。

中野氏、挙句の果てには体育館の屋根に登り、褌からイチモツを取りだし、放×ょう、という狼藉に及びました。早稲田祭に何か悪い思い出でもあってその憂さ晴らしに来たんじゃないかと疑りたくなるような実に最低なステージでした。

その後、どうやって収集つけたのか、記憶に定かではありませんでしたが、次の出番は我らがブルスティック!時折、掃除し切れなかったステージ上の生卵や水に足をとられよろめきながら演奏しており、ひやひやしてました。演奏は…これまたあまり覚えておりません。音楽サークルなのに演奏の思い出があまり記憶に残ってないってのは、ミュージシャンとしてこれまた本末転倒も甚だしいです(笑)

自分も大学四年の間にこんな晴れ舞台に立ちたい、とただただ憧れのまなざしでブルスティックのライブを見ていたことを覚えています。残念ながら、その思いは叶わぬままとなってしましましたけど。

20年前の「ロックラの象徴」:

…大変残念なことに、その次の年より理由は謎のままでしたが、後夜祭出場サークルよりロックラが外されてしまいました。

その年の後夜祭の出演を目指し、素晴らしい演奏を重ねてきた先輩がとても落胆されていたのを覚えています。

実は、私がロックラにいる期間中に、最後を迎えることとなった、「ロックラの象徴」が三つ、ありました。

一つはこの早稲田祭後夜祭への出演。(後夜祭自体は続いていたようですが、ロックラにとっては「終わったも同然」でした。)

二つ目は、その当時ロックラの飲み会と言えばここしかない、と言われていた居酒屋「呑兵衛」(確か新大久保店??)  理工キャンパスから明治通りを新宿に向かって10分ほど歩いて、ちょっと左に入った路地にありました。私がロックラを卒業する前後に閉店、とのことで印象深かったです。寂しかったなあ。

その後、飲み会は同じく明治通りを反対に行った「わっしょい」に移りました。このお店は今の現役の方々もまだ使われているのですかね?

三つ目は喫茶daDA。長年、ロックラ部員のたまり場として親しまれてきた喫茶店でした。何年生のときか失念してしまいましたが、閉店してしまいました。その閉店パーティに駆け付けたロックラ創設当初に近いぐらいの古参OBの方々に交ってVow Wowの人見元基さんがいらしていたのは忘れられません。更に先輩であろうOBの方の無茶振りに応えて、ほんのちょっとだけ、歌って下さったのには感動!!(確か、曲はジェフべックグループの”I’m Going Down”だったかな。)

そんなこんなもあり、そして私の卒業後、しばらくして早稲田祭が数年間中止になったことやら、部室が本キャンに移動になったことなどもあり、今のロックラってどんな感じなのか、20年近く前に卒業したおっさんOBにはなかなか想像つきませんです。そういう意味じゃ、私がロックラにいた89-93年頃はちょいとした過渡期の始まりだったのかもしれませんね。

ただ最近はこのブログやロックラの公式サイトやら、MIXIのコミュニティなどを通じて、時折、20年近くの時を隔てた後輩の方が、相変わらず元気でやっていることが確認でき、嬉しい限りです。

それと、実は数年前、高田馬場コットンクラブで開催された確か第一回のOB会に怖いもの見たさ半分に一人でぶらりとお邪魔したことがありまして(今MIXIの過去ログをチェックしたら、2007年でした)、かろうじて知己だった数年下のOBたちと会話しつつ、現役の皆さんの空気にほんのちょっとだけ触れることができ、なぜかほっとした記憶があります。ハコは移り変わってもそこは同じ音楽大好きの集団、人ってのは変わらないものなのかな、と。

その後、子供が生まれたことなどもあり、OB会などなかなか参加できずにおりますが、またいずれ、何かの機会に、何らかの形でロックラとの縁を復活させたいものです。

…長々とだらだらと、しかも後半は主題の「早稲田祭」から脱線すること甚だしい駄文となってしまい、やはり文才のない人間にこういうことを任せるものではないな、と今更ながら無責任に思います、タカナリさんごめんなさい(笑)

ここまでたどり着いた方、大変お疲れさまでした&ありがとうございました。

最後に私の演奏活動のご案内など差し上げて、終わりのご挨拶といたしと存じます。

~Beg Your Pardon?はボーカル&六弦ベースに88年入部のじゃいあん氏(旧姓:川崎たかし)、ドラムにカトウジン氏、そしてボーカル&ギターに不肖丸尾の、いわば純正ロックラOBバンドです。

もし万が一、ライブにお越しいただける場合、くれぐれも絶対に演奏に期待しないでください。
反面教師、という以外に現役、後輩OBの皆さまの参考になることがないであろうバンドであること、太鼓判押しておきます。

おっと、忘れてました。本日の動画は、思い出のこの曲で。大学時代最も思い出深い曲です。



ファイセズ、やっぱ抜群にかっこいいなあー。


2010/10/27(水) Beg Your Pardon?@ 西池袋Free Flow Ranch

1st 20:30 / 2nd 21:30 / no charge 投げ銭制
丸尾一平(ロックラvo/gt)、 じゃいあん(vo/bs)、 カトウジン(ds);
いつものインチキジャムバンドのホームゲーム

今回のスペシャルゲストも、オルガン、、、、、Sayu!!(from 3colors)

他力本願なBYP?の本領発揮!
性懲りもなく干支で一回り以上年下の美女オルガニストをゲストにお迎え、素敵なステージ(少なくともオルガンに部分だけに関しては)を繰り広げます!

http://www.freeflowranch.com


2010/11/26(金)
『BYP? presents 梅島池袋化計画 Vol.11』 at 梅島 Yukotopia


19:00 Open 19:30 Start Charge 2,000 Yen

http://www.yukotopia.jp/
会場tel: 03-3886-2996

東京ジャムシーンの総本山、Yukotopiaにて、いんちきジャムバンドBeg Your Pardon?がお送りする企画「梅島池袋化計画」第十一弾!今回も僭越ながらBYP?が敬愛するミュージシャンの方々と共演いたします。

今回の出演予定は、

【タジユキヒロ】

【Beg Your Pardon?】
【藤井貴樹プロジェクト】
【唯物】
【Chubin】


(出演順未定)

となります。

梅池フェスでは広く出演者を募集しております。
ロックラ現役・OBの方々で我こそはぜひ、というかた、どうぞお気軽にお問合せ下さい。
ジャンル、編成は問いません。