泣き止まない彼女に動揺する私。
KとNに助けを求めようと視線を送るが目をそらされました。
「どうしたの?大丈夫?」
そんなありきたりな言葉しかかけてあげられない自分が嫌になったが、彼女のことが心配でそれどころではありません。
しばらくすると彼女も泣き止み
「ごめんね。。ごめんね。」
と謝りだしました。
私は「なんで謝ってるの。大丈夫だよ。それよりそっちの方が心配だよ」と言い、泣き出した理由は聞きませんでした。
その後は、Nが気を利かせて盛り上がる歌を連チャンで入れて次第に彼女もノリノリになりました。
あっという間に時間が過ぎてお開きの時間に。
お会計を済ませてカラオケを出ました。
彼女とNは車で一緒に来たらしく、辺りも暗かったのでKと一緒に二人が車を止めたパーキングまで歩いて送ることに。
1キロもないくらいのパーキングまで歩き始めると、KとNが早歩きで私と彼女を抜き去っていきました。
「なんだよあいつら。。」
と思いつつも彼女と二人きりでパーキングを目指すことに。
彼女が泣いた理由に触れないように色々な話題を出しました。
私が一方的にべらべら喋っていました。
ここであることに気付きました。
彼女との距離感が近すぎる。。
というか密着されていました。
「!!!!!!」
彼女から手を繋いできました。
かなり動揺しましたが、拒否はしませんでした。
このとき私は自分の気持ちが分からなくなっていました。
普段は涙とは無縁な彼女がかなり弱っている姿を間近で見たから同情しているのか、それとも純粋に彼女のことを意識しだしたのか。
「お~いっ」
彼女の声で我にかえりました。
「ごめん。ぼーっとしてただけ(笑)」
と適当な言い訳をしているとパーキングにつきました。
先に到着していたKに鋭い目線を送りつけました。
Kはにやついた顔で僕を見ていました。
「あとで覚えてろよ~」と内心思いながらも、彼女とNとはここで別れるので「今日はありがとう。楽しかったよ♪また皆で飲もうね。」と別れの挨拶を済ませました。
別れ際、何故か寂しい気持ちになりましたが、気のせいだろうと自分に言い聞かせ、Kと家路につきました。
今思い返すとこの時に私と彼女の距離はぐんと近づいていたのでしょう。
この頃に戻れるなら戻りたい。
いや、正直戻りたい気持ちと戻りたくない気持ちがあります。
そして、この飲み会に参加しなければ、彼女と付き合うこともなかったと思います。
そしたら今の辛さも悲しさも後悔も全て味合わなくてすんだのに。
「去年とは違う学園祭」へ続きます。
~失恋BOY~
