アメリカでのDr、薬の処方 | ロングアイランドとある一家の物語

ロングアイランドとある一家の物語

ロングアイランドに住む駐在妻です。
自分自身も帰国子女!

ブログ更新は苦手ですが、日記がてら書いていきます(๑´ω`๑)


PM Pediatricsの診察を終えて翌日。
今度はいつも通ってる小児科へハルの肺の音を聞きに行ってきました。


でもいつものDrが休みで、私がちょっと苦手な女の人のDr。

インド英語の訛りで最高に聞き取りづらく、しかも超口調強気爆弾

絶対自分正しい何故従わないばりの話し方で、この人にあたると叫びてなっていました。


今回は絶対翌日と言われていたので仕方なく。


ハルの肺の音を聞き、薬は飲んでいるか?吸入は毎回しているのか?聞いてきました。


吸入はPM pediatricsでは呼吸が辛そうで速かったら必要に応じてやってと言われたから、呼吸も落ち着いているしやっていない。と言ったら

Unbelievable 的な顔をし、誰が何と言おうと吸入やらなきゃ駄目よ!言われました


『聴診器で聞くと肺はまだゼロゼロ言ってるし、4日分は吸入を毎4-6時間ちゃんとして。寝てる間もよ。あと処方されてる薬も飲み切ってね。』


はあ…(´Д` )ほんまかいな



てことで4日後また行く事に。
今度は絶対いつもの先生で予約を取りました。






ハルの処方された薬は3つ。
そのうちの1つがステロイドで

調べると結構強いステロイドみたいで副作用も結構ある…


加えてハルがそれだけジュースに混ぜても中々飲みたがらず…


どうも不味いらしいと夫婦で味見










(´⊙Д⊙`;ll)う、ゔぇッ






なんすかこのずっと跡に残るこの苦さ…
しかも苦い上にチェリー味ときたから余計不味い…







ハル可哀想に(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥)(°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)と夫婦反省








そもそもこれ飲む必要あるのか?と思い


私が子どもの頃から看て頂き、親子二代でお世話になっている小児科の先生にFacebookで相談



この先生、小児科界では有名な方で薬の正しい使い方もしっかり理解しているし、私が絶大に信頼をしている人です。


結果…
先生のコメントの一部抜粋:

(プレドニソロンが今回懸念していたステロイド剤です。)

『プレドニソロンは水には溶けないので、日本にはシロップがないのです。注射薬はありますので、アルコールに溶かした形にするか、側鎖をつけて水溶性にしたものがアメリカにはあるのだろうと思います。5mlに15mgと書かれていますので、1mlに3mg含有、1日6mlですから18mgになり、体重1kgあたり、1~2mgになりましょか?レントゲンで影が見えないというのは細菌性気管支肺炎ではないのだろうと思いますが、ウイルス性気管支炎、細気管支炎の可能性かとおもいます。それにはステロイドも抗菌薬も効果はありません。self limitingに治ります。医師はそれを邪魔しないで、サポートする役割を担うべきなのですが、国の違い、受けた教育の違い、でそのような治療を選択された(医師が)のだろうと思います。そのようなときに、病原体は何を考えるか?という質問をぜひなさってください。実際に診ている医師が下した判断を診てもいない医師が論じるには限界がありますが、アメリカ小児科学会が出しているTextbook of pediatric careという教科書(すごく良い本でpediatric careに関わる医師には必読の書)にはプライマリケア医は次のような条件があれば、専門医療機関にrefferするように書かれています。
1)The child continues have fever 48hours after starting sppropriate antibiotic therapy

2)The child developes a pleural effusion,

3)The child developes a lung abscess
とあります。レントゲン写真と所見が正しいのなら2,3、は無いので、アモキシシリンの効果がなければということになります。入院治療の基準として、

1)生後8週以下、
2)呼吸の時に鼻の孔が開く(鼻翼呼吸)     うめく(grunting)、呼吸の度に肋骨の下がペコンペコンと陥没する(陥没呼吸)
3)血中酸素が低い
4)toxicに見える(ぐったりとして周囲への関心が乏しいなど)
5)家族が子供のケアを十分に行えない、6)脱水になる
7)外来治療に反応しているかどうかの判断に連れてこられない場合
8)肺炎を繰り返している場合には入院を

と書かれています。どうでしょう?今の状態はどうでしょうか?』


ここで先生が言ったself limitingがちょっと分からず…調べてみました。

以下のサイトで抜粋:
『医薬医療系翻訳のタマゴたちへ-Vol.68-』
http://www.medipharm-english.com/mm/68.html


“self -limiting”
という簡潔で(succinct)、有用な(useful)用語があります。

この“self- limiting”,
安全性情報に係わる英文を書く際に、是非、思い出して頂きたい用語です。

また、英文専門ジャーナルでも頻繁に見かける用語でもあります。

Self -limitingは、直訳すれば、「自ら制限する」「自己限定的な」
「限定された過程を経る」という日本語になります。

ただ、医薬医療系英語では、

「治療しなくても長期的には症状が落ち着いたり,治まる性質の」の意味合いとなります。

“relating to a disease that tends to run a definite course without treatment”
(cited from WordNet)

よって、和訳する際には、

「自然治癒性の」としてもいいかもしれません。





へぇ(´⊙ω⊙`)!知らなかった!
ん?!てことはステロイドあげなくても良いてこと?



先生には、私が先生が提示した条件(2)にある助骨下のペコペコで病院に行った事を説明。更に、一年前位に同じく気管支炎になったことあることを説明した。


そしたらお返事。

『よくわかりました。状態は余り悪くはありません。1歳の時は、ウイルスによる細気管支炎だったのだと思います。RSウイルスが最も頻度が高いのですが、ほかのウイルスでも起こります。アデノウイルス、ヒトメタニュウモウイルス、エンテロ68、パラインフルエンザなども原因になります。何を用いれば入院を減らせるか?目下の処、これといった薬剤はありません。気管支拡張剤も有効と言う証拠はありません。3%の食塩水の吸入が有効と言う論文がありましたが、昨年のアメリカ救急学会でそれも証拠がないと報告されました。今回は、そのときに比べれば、症状は軽く、熱が無いことは感染も軽いことになります。喘息であれば、気管支拡張剤の吸入が喘鳴に有効ですが、抗菌薬は無効です。気管支拡張剤だけを用いているととりあえず喘鳴はとれますが、気道はむしろ過敏性が高くなり、喘鳴をきたしやすくなります。ステロイドは気管支のアレルギー性炎症を抑えるには有効ですが内服では副作用も大きく、吸入で用いた方が効果は良く副作用は少ないかありません。ウイルス性気管支炎か、気道の過敏性が高いお子様で、ウイルスの感染や気圧、気温などの変化に敏感に反応しているだけかもしれません。ハームフルな治療は必要ないのかもしれませんね。』






うゔ…(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)先生やっぱり神




てことでステロイドも吸入も途中で辞めました



フォローUPで肺の呼吸を聞くために、今度はいつも通ってるいつものDrへ。




Dr. 『うん。肺の音も綺麗になってるね。多分肺炎じゃなくて気管支炎だったんじゃないかな?ハルはもしかして一年中ちょっと咳してるんじゃない?』


(´⊙ω⊙`;)そ、そうなんです!風邪じゃないのに気づいたらしてることがずっとあって!

Dr. 『もしかしたら何かのアレルギー持ちなのかもね。それは花粉だったり、ほこりだったり、色々原因は考えられるんだけど…一年前にもそれが悪化して気管支炎になったのかも。今回も同じかも。もし、もう一回同じ事がおきたらdailyでとるアレルギー用の薬を処方する必要があると思う。でも薬はなるべく使いたくないから今は様子見しよう。』



このDr、あの私の小児科の先生と同じ看たてだ(;_;)(肺炎ではなく気管支炎)そしてあまり薬を使いたくないという意見も同じ。

このDrにして良かったなぁと改めて思った。


アメリカで小児科を選ぶ時一度は面接して選ぶ事が多いけど、

私が気をつけて選んだのはDr.の

・話し方…自分が聞き取れなかったら診断も元もこもない。

・しっかり症状や専門英語をbreak downして説明してくれるか、また質問しても嫌な顔をせずしっかり聞いて答えてくれるか

・経験年数が多いか

・薬の処方の仕方と何故それを処方するかを説明してくれるか

を満たしてるDrを探しました。
気に入らなきゃ変えれば良いだけだし

自然と日本にいた頃の私の小児科の先生と同じような人を探していたのかも。


今のDrは診断の専門英語も、ちょっと初聴では分からないからメモしてくれる?と聞くとちゃんとメモして渡してくれるので安心です。



薬の処方の仕方もDr.によって全然違うんだなというのが今回分かったし、色々勉強になることが多かった経験でした。


これは私の一個人の経験、意見です。






自分に合うDr.探し、難しいよね!!