このブログについて | √三国志-横山『三国志』比較Project-

√三国志-横山『三国志』比較Project-

「別冊コミックトム」「潮文庫」の横山『三国志』を読み比べます。

昔から今もなお三国志を題材にした様々な作品が止めどなく次々と登場しています。漫画や小説を筆頭に、テレビゲームや携帯ゲーム、アプリ、映画、舞台等など…様々なジャンルで三国志が取り上げられており、キャラクターの消費も盛んに行われています。我が国の三国志人気の歴史は長く、江戸時代の元禄2年(1689)に出版された義轍と月堂兄弟(湖南文山と表記するほうが通りが良いのですが)が翻訳した『通俗三国志』がその火付け役となりました。その後、三国志を取り込んだ娯楽作品が登場し、今もなお多くの日本人をその虜にしてきました。現在の三国志人気は昭和に登場した作品がその根本にあります。例えば吉川英治『三国志』や柴田錬三郎『三国志』、立間祥介訳『三国志演義』、人形劇「三国志」、横山光輝『三国志』等、挙げるとキリがないほど数多の作品が登場し、人々に受容され、そして愛されてきました。その中でも小説や漫画の人気は高く、揺らぐことのない支持を得た作品がいくつもあります。そのような作品達は長い歳月を掛けながら、柔軟に時代に応じた変化をしていきました。前置きがながくなりましたが、以下がこのブログの趣旨です。

吉川『三国志』や横山『三国志』は台詞や文章などの描写が書き換えられている、と三国志を取り上げた雑誌や、ネット上で言われています。このことは三国志ファンの間では広く認識がされているのではないでしょうか。しかし、どこがどのように変わったのか…その差 異についてはほとんど知られていません。そこで本ブログでは、横山『三国志』を取り上げ、その中で修正された場面をピックアップし、どのように変化したのかを順に紹介していきます。なお目次はコミックトム版を準拠に、掲載されているタイトルを順に記述していきます。

ルール(随時追加変更を予定)
 ・比較には『三国志(別冊コミックトム,全42巻)』『三国志(潮漫画文庫,全30巻)』を使用します。
 ・便宜上、前者を『コ版』、後者を『文版』とし掲載されているタイトル順に第1話、第2話…とします。(例)第1話「黄巾賊の乱」、第2話「芙蓉姫」
 ・次のような変換の差異はカウントしません。

解説
(第3話「張飛」3頁3コマ目『コ版』1980年6月)

解説
(第3話「張飛」3頁3コマ目『文版』1997年11月)