がんの宣告を受け、医師を信頼して治療を任せましたが、予備知識もなく明日が明るくなることを信じて闘病スタート。ブログは始めて書きましたが、これを見ていただいている方が少なくないことを知り、皆さん同じように頑張っていることを知りました。
おっし、頑張ろう!
食道がんに対する放射線治療は30回でした。抗がん剤、放射線のどれが影響するのか分かりませんが、僕の場合口内への影響は大でした。多分、腫瘍に関連したリンパ腺にもがんがあり、そこへ照射した影響があったのかななどと勝手に思っています。
口が乾き、唾が枯れて口を開くこともままならなくなりました。
口内炎の進行に伴い、院内口腔外科の治療はずいぶんお世話になりました。
歯ブラシで歯と歯茎を磨くのが難しくなると、歯間ブラシと写真の「ワンタフトブラシ」(一本のスポンジみたいに見えますが、細かいブラシを組んで山形にカットした歯ブラシ)で奥歯の生え際まで掃除してもらいました。
一日数回のグリセリン入りうがい薬と歯の掃除は、結果的にとても大切だったことが分かりました。水も食べ物も通らず、話もしないと口を開くことがありません。意識して、両側の頬っぺたをマッサージしたり、できるだけ口開けを繰り返しましたが、やはりブラッシングなどのケアが一番だったと思います。
口中が口内炎でリオのサンバカーニバル状態はたっぷり2週間以上続きました。肌を露出して、背中に派手な羽飾りをつけた踊り娘さんたちが大暴れしている合間をぬって一本ブラシでちょんちょんと歯の手入れはつらいものでした。
来週、治療後の初回チェック診断があります。今、期待と不安が交錯しています。