社内では、熊谷さんの監視が厳しく、木村さんと口をきくことは、許されませんでした。

それどころか、部署を変えてもらえるように、管理職に言えというのです。

その時、私と木村さんは同じ部署だったので、熊谷さんは私と木村さんを少しでも離したかったのです。


私は直属の上司に部署を変えて欲しいと話しましたが、きちんとした理由が言えず、取り合ってもらえませんでした。


それを熊谷さんに報告しましたが、熊谷さんの目の前で、殴られながら管理職に電話をさせられ、泣きながら部署異動させて欲しいと電話させられました。

次の日、木村さんの机の上に、タオルや歯ブラシセット、シャンプーキャップ、ライターなどが

山積みにされていました。


そう、昨日のホテルのグッズです。


私と木村さんが以前行ったホテル名の入ったグッズを、熊谷さんが木村さんの机上に置いたのです。

木村さんに、私と一緒に行ったということを示したかったのでしょう。


私はどかしたかったのですが、他の人の目もあり、どかすことができませんでした。

気付いた時には無くなっていたので、木村さんが自分で処分したのでしょう。



木村さんと別れ、熊谷さんとの関係を続けていこうと思っていましたが、

熊谷さんがどんどん怖くなっていました。


木村さんは熊谷さんと別れろと言い、

熊谷さんは木村さんと別れろと言います。


両方と別れることが正しい道と思いますが、

この時の私は、やっぱり男性依存、セックス依存が強かったため、

両方を捨てることは不可能でした。



私と木村さんは同じ部署、しかも隣の席。


熊谷さんは隣の部署でした。


木村さんとはあれから全く口もきかなくなりました。

ちょっとでも聞いたもんなら、熊谷さんに何をされるか

分かりませんでした。


木村さんと別れかからと言って、熊谷さんが許してくれたわけではありませんでした。


「木村とどこのホテルに行ったんだ!!」


怒鳴られ、白状しました。

そのホテルに連れて行かれ、乱暴に犯され、


「あいつの時も、そうやっていやらしい声を出したのか!!」


「あいつはどうやって触ったんだ!!!」


「あいつとどっちがきもちいいんだ!!!!!!」


叩かれ、殴られながら、無理矢理挿入され、私は泣いていました。



全てが終わると、熊谷さんは部屋のタオルやライター、アメニティーグッズを

全てバッグに入れ始めました。


私にはこの行動の意味がこの時は分かっていませんでした。