食事が来ても、熊谷さんは私をじっと見つめ、ほとんど手をつけません。

私はとりあえず、自分のパスタを食べました。

「熊谷さん?」

「朝倉さんと一緒なのが嬉しくて、喉を通りません。」

「好きで好きでたまらないんです。」

熊谷さんはかなり残し、お店を出ました。

「ご馳走させて。」

「えっ、でも…」

結局、ご馳走になってしまいました。

「すみません、ご馳走さまです。」

もう、外は真っ暗。
車の前まで来ると、抱きしめられました。

ギューっと。

熊谷さんの腕、胸がここちよく、そのままじっとしていました。

「好きです。」

ファミレスの駐車場の正面には、きらびやかな看板のホテルがありました。