私はメモを握りしめ、デスクに戻りました。

これからも同じ職場で働くのだから、このまま何もなかったかのように過ごすことはできない。
熊谷さんと話、しなきゃ、そう思いました。

夕方、仕事が終わり、会社を出るとすぐに、携帯を取り出しました。

メモを見ながら、ドキドキしながら、

080ー××…

熊谷さんはすぐに電話に出ました。

「あっ、朝倉です。」

「連絡ありがとう。俺、今車で出るから、待っててもらえますか?」

「あっ、はいっ」

電話を切ると、後ろから車が来る気配がした。