これからは疫病菌の対策と注意点についてです。

撮影日:2015/9/14

  ここは、疫病発生圃場です。

 

この写真からは見えていないのですが、

右側が斜面となり欠株が広がる場所に

水が溜まる、水が抜けにくい圃場のため

欠株が広がったと考えられます。

 


撮影日:2015/9/14

貯蔵根や鱗芽群が腐敗

(アスパラガスの根は、養分を蓄える太い貯蔵根と、

貯蔵根表面等から養水分を吸収する細い吸収根がある。)

(鱗芽群・・・芽の集合体のこと)

 

 

 

アスパラガスの疫病(1)でも述べましたが、

 

 

疫病菌は、水中を遊泳できる遊走子をもっているため

本病原菌が感染しやすい環境を改善する必要があります。

 

つまり、圃場の排水性を良くすること。

  1. 暗渠等の排水性の改善
  2. 深耕ロータリーを用いた土壌物理性の改善
  3. 有機物の投入等々

 

そもそも、病原菌を持ち込ませないために

作業に使う長靴しっかり洗っていますか?

他の圃場と行き来していませんか?

 

自ら病原菌を持ち込んでいないか注意してください。

 

撮影日:2016/9/16

発病株を見つけたらすぐに圃場外処分

圃場に放置していても感染源になるだけです。

刈り取った後の残渣も注意。

 

 

今のところ登録農薬は、

  1. ダコニール1000
  2. プロポーズ顆粒水和剤
  3. フォリオゴールド

本薬剤使用回数やTPNを含む総使用回数が決められているので

散布するタイミングが重要ですが。。。

来年に学会等で報告できるように精進します。

 

あとは

  1. 土壌還元消毒を行うか
  2. 新植圃場を作るか

それでも駄目なら諦めてください。

 

長くなってしまいましたが、

結局のところ、一度発生すると小まめに防除しないと

生産にならないので持ち込まないのが大事です。