ホールをずっと使っていると経年変化がシリコン自体に生じる。
ホールのシリコンの経年変化は、シリコン自体の変質。
そこで今回は、名器の品格の融着修理として穴の部分のシリコンを融着補修する方法を紹介。
穴の部分は、ホールに穴に指を軽く入れて指先が届く範囲内のシリコンが劣化している。
その部分に使用済みのホールを細かくチップ状にしたものを溶かして穴の部分に混ぜることで劣化したシリコンに劣化していないシリコンが混ざって形の保持力が増すようである。
劣化したシリコンを切り取ってシリコンチップを融着して成型する方法でもいいはず。
成型と融着は、半田小手を使う。
ヘラ型の半田小手が適している。
上記の半田小手が適しているのは、温度だろうと思う。
高温になる半田小手よりも温度が低い。
シリコンチップを穴をかぶせるように置き、小手先で溶かす。
穴がふさがっても心配ない。小手先で広げればいい。
穴自体は18mmの銅棒で大きいから穴をふさぐようにしても小手先で穴を回復できる。
それでちょうど膣のような入り口部分が狭い穴が仕上がる。
ホールの前面の陰部は、穴の周りと陰唇の内側にかけて少しくぼむように成型する。
窪みの中に穴があるようにすればいい。
穴ができたら穴の周りを溶かしながら穴を取り囲むようにさらに縮める。するとほとんど閉じている穴が仕上がる。というか、仕上がった穴は閉じている。少し開き気味でも問題ない。
ローションを利かせていれば、挿入に全く問題ない。それにローションが穴に多めに入っていてもローションが垂れ落ちにくくなる。
ホールのシリコンで劣化しやすいところは、穴の入り口から指を入れて届く範囲に集中している。
多分、ピストンで物理的な力が加わっているポイントだろうと思える。
そのため、購入当初のホールは、穴に裂け目がすぐに生じやすく、次第にホール孔壁(内部)の亀裂が走る。
それらの亀裂は、銅棒18mmを半田小手先に装着したものでゆっくりと熱して溶かして補修する。
写真の上のもの。
18mmの銅棒でホール孔壁の修復には、30分くらいやった方がいいと思えた。
ただ、孔壁の亀裂の場合、深い亀裂は、ホールの外からの融着が必要かもしれない。多分、銅棒18mmの熱では、孔壁の深いところは溶かせないと思える。

