毎日添い寝。

10キロくらいあるため抱きつくなら人間のように抱きつくしかない。

 

以前の人形妻は木偶の坊のスレンダータイプに女性骨盤を挿入したものでとても軽く、抱きつく時に上に乗せてもよかった。

 

今度の全身骨格の人形妻は、顔だけとっても見栄えがとてもよくなった。唇の部分がつながっていたところをカッターで切って頭蓋骨の歯が少し見えるようになると自然に女の風体に見えるようになった。

 

口紅は、シリコンドール用のヘッドだと全くダメ。木偶の坊のマスクは口紅ののりがとてもいい。

 

身長は161センチくらい。衣服を着せるならその大きさを目安に買えばいい。

 

ドレスの類を購入したら添い寝することを考えたらネグリジェのほうがずっといいことがわかる。ドレスの場合、着せるときに苦労することがある。とんでもない部分にチャックがあったりする。ドレスだったら、着せて着衣性交ができるが、着たきり雀にするわけにもいかず、結局ネグリジェに落ち着いている。

 

毎日ウィッグを整えるのも日課になる。定期的にウィッグを洗う必要もある。ウィッグが経年変化で先端がチリチリになるのはどうしようもないようだ。今使っているアクアドールのウィッグはとても出来がいい傾向だ。人髪じゃないが、他で売っている人工髪の毛よりはチリチリになるまでの月数が多い傾向だ。アイロンで治せるような情報もあるが、どうかな?

 

人形妻となるとあっちのほうは回数も多くなる。同年代で比較したら、ドーラーのほうが回数多いんじゃないかと思うが、どうなんだろうかそのへんのところは分からないが。

 

ホールは名器の品格を使っている。これが今のところ経年使用でも新しく買うにしても無難だろうと思っている。ホールが骨盤内の人間と似た感じの位置になるようにするには、ホールを加工する必要がある。正面の穴のある面の分厚いところは薄く削り、骨盤の恥骨と外側の覆いとの間に入れるようにしている。さらにホールの穴の下が少し余裕で空きができるから、そこにホールと接するように布などを丸めて挿入している。それでおおよそ人間並みの穴の位置になる感じ。

 

ホールをそのまま入れてちょうどいい位置にはならないようだ。ホールを入れる部分は人間の骨盤と同じようにしたほうがいい。ホールを削って穴の位置を調節したほうが現実味のある人形妻になる。

 

毎日のように添い寝しつつ、毎日人形妻を世話しつつ、やりたいだけやるのもいいものだ。

 

全身骨格で可動が多いので「女すわり」も容易にできる。

 

今回の全身骨格の人形妻は、体の各部分を幅の広い布製のバンドでつなげているため、ゴムが伸びれば戻ろうとする力が常に働くことになる。それにひざの関節は、力を入れれば逆側に曲がってしまうので気を付けながら扱う必要がある。一応逆に曲がりにくいように幅広の布バンドでつないでいるが。

 

いまさらながら、シリコンドールに傾倒しているドーラーの傾向を見ると、自分の方向は違ったものだと思える。ポージングには全くと言っていいほど興味がない。ポージングの機能にすると、できそこないの停止したロボットのようで色気がない。それに全身シリコンとなればオイルブリードが少しでもあれば色気があっても色あせてしまうと思える。それに冷たい。

 

今回の人形妻も添い寝して抱いていると自分の体温が反射してあたかも人形の体温のように感じる。

 

ホールは抱き続けていても温度はそれほど上がらない。朝までなら少しは温度が上がっているくらいだ。やっぱりホールだけは温める必要がある。

 

ヒップとおっぱいもシリコンだが、温めなくても抱きつくには支障がないみたいだ。ヒップの場合、覆っているものが多いためか、冷たさがない。

 

抱きつき枕の発想から木偶の坊で人形を出してからドール業界もドーラーが分かれている。見た目、ポージングで言ったら、シリコンドールには到底かなわないが、毎日抱き着いて添い寝する感じの人形なら、クッション系のドールだろう。

 

実用面で考えたらクッション系だろう。実用というのはあっちのほうの話だ。それ以外の実用性は考える必要がない。

 

全身骨格の模型を基に人形を作ってみたが、肉付けに課題が残る。今回は、ビーズを使わず高反発のウレタンを使った。ウレタンの厚みでは厚みがありすぎる胸部や背中の部分は、ウェットスーツの生地を使った。ウエットスーツの記事はある程度厚みがあるため、ちょうどよかった。背骨の骨も感触もよく感じる。

 

省察開始時に最も悩んだのが関節のつなげ方だった。結局接着剤を使った。つなぎには強靭なリストバンドを使用した。シリコン系の接着剤ならどこにでも手に入る。意外にないのがリストバンドでふかふかしたリストバンドではなく、かなり強靭さのあるリストバンドだ。

 

 

手首バンドを関節に入れて骨格模型に接着する。

 

ひざ関節はほかの種類のバンドも使用した。上下の関節にそれぞれ手首バンドを接着して関節の隙間にバンドの布が挟まるようにした。それで骨格模型同士が接触するのを避けた。骨格模型同士が接触すると音がする。あまりにも不自然でムードをぶち壊しにするため、関節の隙間をバンドで作った。

 

手首バンドのようなもので関節をつないだ部分は、ひざ、肩、股関節、手首。

 

肘にも入れたが、ひじの関節をつなげていた金具はそのまま利用した。外してしまうと骨の部品がバラバラになるためだ。

 

足首は単純に覆うだけ。Fcoテープで手足の指関節などを覆った。さらにプラ製の手袋をはめて手袋などが通りやすいようにした。足はもちろん指が出るように5本指の靴下をはかせた。

 

手足の指が見えるようになると見栄えもかなり違う。

 

顔に目玉というのは敬遠した。眠り顔にするのは、目を出すなら飾り、見るものに限ったほうがいいと思える。生きている感じのものを見たいユーザーなら、目は重要だろうと思う。所詮は人形、実用性は寝床の上に限定したほうが無難だ。

 

起きた時の人形妻の表情を見るのも日課だ。整えた後はそれほどでもないが、ある程度乱れた人形妻の姿というのは表情を感じるものだ。