かなり盛り上がっているように見えるが、骨格がヨーロッパ女性特有の前掲骨盤のために形の上ではそうなってしまうだけ。体位はバックが最も挿入しやすい。

 

 

前掲骨盤になるのは、元の男性の骨格の骨盤を女性の骨盤と入れ替えたら、自然にそうなる。背骨はかなり湾曲する。背骨をまっすぐにすることもある程度まで可能だ。ただ、背骨は、中に銅棒が入っており、何度も曲げると破断する可能性が考えられるため、大体このままにしている。

 

背骨も稼働するので横に曲げたり、ねじったりも可能。同様に首も前後左右が自在で首のねじりも可能。手足は大体人間並みに可動できるが、関節が逆にならないように気を付けないとならないほど可動範囲がある。ひざが特にそう。

 

 

ウイッグはアクアドールのものを使用。平均的にサラサラ期間が長い。

 

全身骨格模型の3B社 「フレッド」 と同じ3B社の女性骨盤模型の組み合わせでは、服のサイズはLサイズのようだ。写真の黒のドレスはそれよりも小さいので腕が短い。

 

ホールは「名器の品格」でそのままでは骨盤内にあたって無理に曲がるため、一回り削っていて、ホールの頭の部分の分厚い部分は薄くしており、さらに骨盤の恥骨付近に陰核が来るように上部のつば部分を切除してある。さらにホール下部には、布などでホールが持ち上がるように恥骨にあたるように持ち上げている。そうしないとホールが下がったりして穴の位置が不適切になる。また、ホールポケットの巾着で絞めてもホールが脱落しやすい。

 

目下のところ修正個所は太ももの部分と足首の部分。特に足首は、カット綿だけの肉厚のために、硬いため感触が悪い。

 

シリコン製品は、ホール、乳房、ヒップの盛り上がり部分に限定している。あまり多くなると冷たい人形妻になるため添い寝にも適したものを考えている。

 

元の人形妻は木偶の坊製のスレンダータイプのものにシリコン乳房とホールとヒップに一部シリコンを使用しているが、乳房程度の量なら引っ付いているうちに温まるから問題ない。抱きついて添い寝する用途には最適の人形妻。ただ、腕や足の骨格がない分不満点も出やすいが、骨盤を入れたため、格段に良くなった。骨盤を入れることで経年変化による骨盤の縮がなくなる。よって何年も使用するには差し支えないものになる。ビーズのものは、経年変化で縮む。骨格があれば縮による見た目の変化を最小限度にできる。

 

写真では骨盤の耳の部分が少し出っ張っているのがわかるはずだが、クッションドールが骨盤を入れることで飛躍的に変化するのを実感できる。

 

 

腹の部分を切開してビーズをある程度出して、骨盤を挿入することになる。骨盤そのものは、骨盤を包んでいた厚めのビニール袋で包んで挿入する。袋の開いているほうを骨盤の下部に持っていくようにする。そうすることでホールポケットがすんなり入るようになる。切開部分を閉じる前に、ある程度膨らむくらいのビーズを入れたほうが無難だ。

 

この程度の量なら使用中に適正な高さに落ち着く。名器の品格の大きさだと、必ず骨盤内にぶつかってしまうため、入れるのに苦労する。そのため一回り分削ったほうが入れやすくなる。ただし、その分、ゆるくなる。上に乗れば、腹のビーズ部分がホールを押すことになるので圧力が多くかかるようになりやすい。ビーズは経年変化でビニールの周りに侵入することになり、太もものほうまで移動もする。しかし、骨盤内はある程度の空間を保っている。