先日の医大耳鼻科外来の血液検査の結果はディスモグレイン抗体3の値が2700で、皮膚科紹介となり即診断、念のため生検検体を受けるが間違いなく尋常性天疱瘡のため抗体値が高いこともあり2か月ほどの入院を言い渡され1週間後から入院することに。

そして始まった入院生活、入院とはいってもやることは毎日食後に薬を飲むだけ、朝6時起床、すぐに洗顔と洗髪、そして30分ほど院内散歩、散歩から戻ったら談話室で景色を見ながらクラシックを聴いて持ち込んだドリップコーヒを飲む。このまったりとした時間が実に贅沢だった。まったり後は病室に戻りノートPCでネット閲覧後朝食、朝食後は院内散歩、散歩後はコーヒータイムからの洗濯、洗濯といっても着衣はレンタルを使用しているので下着とタオル、靴下ぐらいなのでランドリーを使うまでもなく手洗いにて行うのだがこれがいい時間つぶしになった。その後昼食前に院内散歩、そんなこんなであっという間に昼食の時間、昼食後にも院内散歩、散歩後はネットで映画やNHK+を閲覧、4時ごろにまた院内散歩、夕食は6時からで食後にまた院内散歩、散歩後はまたネット閲覧、9時になったら眠剤呑んで就寝、これが入院中のルーティン。

この入院生活は自分にとってかなり贅沢に時間を使うことができた。なかなかこれだけ何も考えずにボーッと時間を無駄に過ごせるというのは社会人になるとなかなか難しくここ最近なかったのでとても良かった。

入院といえば昔インド旅行中にA型肝炎に罹患し南インドで一か月近く入院したことがあったがその時と比べれば毎日毎食栄養バランスの良い食事にありつけるだけでも天国のような快適さであった。インド入院中も御用聞きのようなオヤジに注文すると食事をもってきてはくれたが何を食べてもカレー風味で食欲が無い時にはとても食えるものではなかった、何を食べていたのか思い出せないほどこの時の食事だけの記憶が全く残っていないことに今回気が付いた。