来週の東京外国為替市場見通し=ドル・円は日米物価指標に左右、利上げへの距離感意識 | たくやのブログ

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来週の東京外国為替市場見通し=ドル・円は日米物価指標に左右、利上げへの距離感意識



 予想レンジ:81円00銭-84円00銭



 来週(26日-30日)の外国為替市場で、ドル・円は底堅い展開か。市場では、30日に発表される日米の物価指標が注目されている。



 同日には日本で2月CPI(消費者物価指数)が発表される。1月は価格変動が激しい生鮮食品を除くベースで前年同月比0.1%下落と4カ月連続でマイナスを記録。2月の市場予想は同0.1%下落となっており、実際の結果が市場予想を下回ればデフレ脱却に向けて日銀が追加緩和を実施するとの思惑がさらに強まり、円売りが進む可能性がある。



 NY時間には米2月PCE(個人消費支出)コア・デフレーターの発表がある。同指数はFRB(米連邦準備制度理事会)が金融政策を決定するうえで重視する指標で、1月分は前年同月比1.9%の上昇とインフレ目標の2%に接近。2月分は市場予想が同1.9%の上昇となっているが、仮に2%に達すればFRBの早期利上げが意識されそうだ。「利上げへの距離感は日本より米国の方が近く、ドル買い・円売りで反応するシナリオを想定している」(外国為替アナリスト)という。



 4月2日には日銀が3月の企業短期経済観測調査(短観)を発表する。今回の日銀短観は日銀が追加緩和を決定するかどうかをみるうえで重要。同指標の発表を前に来週末は積極的な円買いは仕掛けにくいと予想される。



 消費増税法案をめぐる不透明感が強まっていることも円の上値を抑える公算が大きい。同法案の閣議決定は当初23日が予定されていたが、民主党内の増税慎重派との調整が進まず、27日または30日に先送りされる見通しとなった。消費税増税が実現しない場合、日本の格付けが引き下げられるとの見方もあるだけに、同法案の調整難航は円売り要因として意識される可能性がある。



 一方、欧州では30-31日にEU(欧州連合)非公式財務相会合が開催される。EFSF(欧州金融安定化基金)と後継のESM(欧州安定メカニズム)の合計融資能力の強化が議論される見通し。足元でスペイン国債の売り圧力が再び高まるなど欧州懸念が再燃する兆しがあるが、同会合で安全網の拡大が議論されるとの期待から投資家はユーロ売りに慎重になりそうだ。



[ 株式新聞速報ニュース/KABDAS-EXPRESS ]

提供:モーニングスター社