(小学5年)距離感をつかむことが難しい子どもの対処法

 

 

子どももママも未来に希望が持てる家庭療

おうち療育アドバイザー浜田悦子です。

こんにちは^^

 

 

今日は、先日募集した

「小学4~6年生までの子育てのお悩み」

について、お答えしていきますね!

 

 

実際にお話しを聞いての回答ではないので

客観的な解説になってしまいますが、

参考にしていただけたら幸いです^^

 

 

今日は、小学5年生の男の子の

こちらのお悩みです。

 

 

 

「 5年生の息子が

周囲との距離感をつかむのが

難しいようで心配しています。

 

学校ではお友達に

ぎゅ〜っと抱きついたり、

おんぶされたり、

頬と頬が当たりそうな位隣に

座り話したりしてるようです。

 

 

男の子にも女の子にも

同じようにしてるそうですが、

誰にでもというわけではなく

仲の良い子にしてるように感じます。

 

 

また女の子は背の高い

お姉さんタイプの子に

よくおんぶされに行ってるようです。

 

女の子は今の所嫌がってる感じはなく、

普通におんぶしてあげてるようですが、

周りの男子は

「それアウトやろ〜離れないと」

みたいな感じで注意してるようです。

 

 

5年生という年齢で

心も体も成長する時期ですし、

いつまでもこのままだったらと思うと、

とても心配しています。

 

また家では弟のほっぺを

すぐに触ったり、チュウしたり

抱きついたりしています。」

 

 

“小学5年生”という年齢・学年が

ママを心配させてしまう

大きな原因になっているかもしれませんね。

 

 

今日は、

「周囲とのお距離感がつかめない時に

試してほしいこと」

について、お話しします。

 

 

この記事を最後まで読んでいただくと

お子さんが距離感をつかむためのヒントが

見つかるかもしれません^^

 

 

 

 

まず、お悩みに対しての

普段の対応からみていきましょう。

 

 

(お悩みに対しての普段の対応)

 

「お友達と仲良くしたかったんだよね」

と、共感しています。

 

その後に

「でもその方法じゃお友達に

仲良くしたい気持ちが伝わらないよ」

と話してます。

 

一緒に遊ぼう〜、なにしてるの〜、とか

言葉で伝えるといいと思うよと

何パターンか例えを出してみたり、

名前を呼んだり肩をたたいて話しかけたら?など話してます。

 

先生の方にも

お友達と仲良くしたい気持ちが

間違った方法になってると思うから、

その時に適切な言葉かけを

教えて頂けますかとお願いしました。

 

 

また、プライベートゾーンの話しを

以前からしていたので、

お友達の体も弟の体も

その人の大切な場所だから

勝手に触ってはいけない場所なんだよ、

と伝えています。

 

 

弟に関しては以前は、

ほっぺに触りたい時は、

触っていい?って聞いて

「いいよ」と言われたらいいと思うよ

と話してましたが、

今は触ったらいけない場所だからダメだよ、にしてます。

 

 

その代わり、

ほっぺが触りたくなったら

家にあるふわふわのぬいぐるみを

触るように伝えてます。

 

あと、もう少し大きくなったら

人の体に勝手に触ると警察につかまるんだよ、

とも話しています。

 

 

 

 

(普段の対応に対してお子さんの反応)

 

お友達に関しては、

自分ではどういう時に

くっついてしまうのかわからないようです。

 

明日はくっつき過ぎないようにするね、

と頑張りたい気持ちはあるのですが、

「やっぱりくっついちゃった」と言って悲しそうです。

 

弟に関しては、弟がかわいいから、

ほっぺが気持ちいいからという理由です。

 

弟は触られるのを嫌がるようになって来たので、

触りたくなったらふわふわのこのぬいぐるみね、と

決めてはいるのですがなかなか定着してません。

 

弟に触るのが日常になってて、

ついしてしまうという感じです。

 

 

お子さんの改善行動したいに

共感することって

すっごく難しいですよね💦

 

 

でも、お子さんの行動に共感した上で

アドバイスをしているところが

とってもいいなぁ!と思いました^^

 

 

でも、お子さんの行動はなかなか改善しない・・・

 

 

この場合、二つの原因が

あるような気がしました。

 

 

ひとつずつ説明しますね。

 

 

ひとつめ。

共感をしていることは

とってもステキなことなのですが、

ちょっとアドバイスが多いのかな?

と、感じました。

 

 

ママは、お子さんが実践できそうな

アドバイスをすることで、

選択肢になり、何か行動に移せるかも!

と思っているかもしれません。

 

 

また、今回のお悩みは

「学校」と「家庭」の環境が影響しています。

 

 

困りごととしては、

「子どもの距離感がつかめない」

と、共通するお悩みですが、

状況や環境がそれぞれ変わってしまうことで

 

お子さんによっては

「結局どれをやったらいいかわからない」

と、混乱している可能性があります。

 

 

 

 

このような時は、

「場面」や「やること」や「指示」を

しぼったり、明確にすることで

お子さんが実践できる方法が

見つかるかもしれません。

 

 

1、「学校」と「自宅」どちらに介入するか決める

2、お子さんができそうなことをひとつに絞る

3、まずはママと練習をする(成功体験)

 

 

もう一度、お子さんを観察し、

この3つを考えてみてくださいね^^

 

 

ママがしているアドバイスは、

すごーく適切です。

 

 

でも、

適切なアドバイスをしていても

なかなか実践できないのが、

発達障害やグレーゾーンの子どもたちです。

 

 

わたしがちょっと気になったのが、

普段の対応に対してお子さんの反応の中で、

 

「お友達に関しては、

自分ではどういう時に

くっついてしまうのかわからないようです。

 

明日はくっつき過ぎないようにするね、

と頑張りたい気持ちはあるのですが、

「やっぱりくっついちゃった」と言って悲しそうです。」

 

 

ダメだと分かっているけど、

衝動的にくっついてしまう・・・

 

 

アタマで分かっていても、体が動いてしまう・・・

 

 

これは、

お子さんが自分自身を

責める原因にもなってしまうんです。

 

 

年齢があがるにつれて、

早く困った行動を解決しなきゃ!と思いますが

特に、距離感の問題は

丁寧に慎重に対処していかないと

お子さんが大きくなってから

「人とのつながり」や「関係性」について

弊害を起こしてしまうことに

つながってしまう可能性があります。

 

 

長くなってしまったので、

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