このぶんぶく茶釜から首を出すの狸の色紙は今年手に入った僕のダカラ物だが、大変気に入って居る。
何方(どなた)の色紙かと言うと落語家の先代の五代目柳家小さんさんの得意とする狸の色紙で、狸は狐に比べて中々愛嬌が有り度々落語のネタに成って居て居る。
そこに、更に先代柳家小さんさんは「狸」とせず「他抜」(たぬき・他に抜きん出る)と言う意味をもたせたので縁起も上々と言う事と成った。
長年探し求めて居たが、少し狸が小さかったり何方かへの為(ため)書きが有ったり、思いの外の人気故に価格も手が届かなかったが、だがしかし待てば海路の日より有り。
今回は狸の柄良し、状態良し、価格も何とかで…我が家に来て頂いた。
今年も、狸に因んで鷺(詐欺・さぎ)に化かされ無い無事な歳回りに成ります用にお願いします。
狸だけに。
ぽんぽん…。
2020年1月17日
ーおわり-
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