先日取材した某華道家の方。

金髪のあの方です。


とにかく多忙で、取材時間も考えられないぐらい短くて

会話というよりは、質問リストに沿って一方的に話してもらうだけでした。



相手とまっすぐ向き合って、相手と心を重ねながら

会話の流れの中で

一つひとつ引き出していくことを意識している私としては、

少々不完全燃焼。


なんだかやっつけでやられちゃった・・?

と思ったけれど、

取材テープを聴いてみて、ビックーリ。


短い中にもちゃんと要素がギッシリ詰まっていました。

原稿もすごく書きやすかった。


やっつけではなく、凝縮してくれた感じ。


ライターという仕事は

最悪、インタビューでの受け応えが多少イマイチでも、

最終的によい文章があげられればいいんです。


っていうとすごく傲慢な感じだし、

原稿さえちゃんとすればいいんでしょ!

みたいなふうに聞こえちゃうかもしれないけれど・・・。


たとえば、その場が盛り上がるように気を使って、

相手に迎合したり、聞きたいことも聞けなかったりでは

そこにいる意味がない。


となると、私が「会話の流れを・・・」なんて意識していることは

まったく甘っちょろくて、

もしかして何の意味もなさないときがあるのかもしれない

なんてハタと思った。


箇条書きのようなぶった切りの受け答えで、

これだけの内容を出してくれるインタビュイーがいるのだから。



もちろん通常は、インタビュアーが箇条書き的な話のフリ方では

いい材料は拾えないと思う。


だから、今後も心を重ねる方式でインタビューをしていくつもりだけど。。。


仕事人としての凝縮ワザを見せてもらったな。

仕事は密度とスピードですからね。時間じゃないのです(あ、なんか後ろめたい・・・笑)



人生も仕事も高い密度で生きている人は違うなあ

と思いつつ・・・・


ようやく英会話の申し込みをしてみたのでした。


盛りだくさんの箱根旅行で疲れたとか、言ってるばあいじゃないですぞ。これは。



明日はサガンの最終日(たしか)。


行けるといいな。っていうか、せっかくやろうと思ったことはやらないとね。