将棋でもイノベーション
将棋の藤井聡太四段(以下、藤井くん)が話題ですね。連勝記録はストップしたみたいですが、報道される彼のコメントや彼に負けた棋士のコメントには、感じるものがあります。そもそも将棋は先を読み、相手を読み、しっかり考えて指すものです。だからでしょうか、皆さん10?20代の若手棋士ですが、発せられる言葉には重みがあります。自分で考えて、理解し、納得し、結果と向き合っている。そんな思念が伝わってきます。全体として強い矜持を纏っています。見習わないといけませんね。で、そんな彼らは、『将棋AI世代』とか言われているみたいです。私は将棋については金と銀の動き方すら忘れた様な素人なので 詳しいことは分かりませんが、今までの定石とは違う指し方、AIが取りそうな戦略をとるらしいです。なるほど、あえてネーミングすれば AI世代かもしれませんが、日々研鑽するなかで少し違った要素を取り込んでみて、その結果を検証し、試行錯誤する…すごく真っ当なことを愚直にやっているだけなんでしょうね。仕事でもスポーツの世界でも必要なことだと思います。ビジネスの世界では、持続的イノベーションと破壊的イノベーションは違ったアプローチ、違う思考やシステムが必要だと言われます。でもでも、愚直な持続的イノベーションが破壊的イノベーションに繋がることもあるのだと思います。でもきっとこれは凄く骨の折れる(時間がかかる)ことで、ビジネスには不向きなのかもしれません。藤井くん、かっこいいね!