一人一人がアクションを! | 女医の日常

女医の日常

仕事に追われるまま女医の日々をつらつらと書いてみたり。医師も人間、悩んだり笑ったり、患者さまから人生を教わったりしながら、日々必死に生きています!

コロナ外来に昼に歩いてきた方が、そのまま夕方挿管され、搬送されてしまう…受診者の肺炎状況など現場の話は壮絶。肺葉一つが炎症を起こすのではなく、5つある肺葉すべてが炎症を起こす可能性が高いのがコロナ。


防護服の着脱も決して医療従事者が感染しない様に、仲間同士チェックしながら行う…。救急搬送に付き添う医師は防護服のまま、閉鎖空間である救急車の中で患者さんの管理をする…

コロナ感染の患者さん…

先週銀座で飲んでいたんだよね、

など、呆れる行動パターンの方もいるなか、医療従事者とその家族は日々、自分のできること、やるべきことを確認しあい、そして不安を抱えています。

そんな状況は、医療従事者でない方にはわからないのもよくわかる。

でも、会社、国のせいにしていないで、個人が動くべき時なのです。一人一人がアクションを起こしてほしい。会社があるからどうしようもない、もわかるけど、生きて自分や家族を守るためにはアクションを起こしてほしい。

医療の現場では知らずに診察した医療従事者の感染も増えており、楽観的ではいられない状況なのです。

あなたが感染して苦しくなっているのに、見てくれる医者や看護師、MEさん達がいなかったら?酸素が足りなくて吸わせてもらえなかったら?

『俺、マスク嫌いなんだよ』

なんて、言わないでください。

コロナに負けない・笑ってオリンピックを見たい!

一人一人が他者のせいにしないでアクションを起こしましょう!