何を目指して旅に出たのだろう
喜びも悲しみも悠久の流れの果て
遠くで呼んでいる貴方の声が聞こえる
愛していると言いたくて歩き出す
その手を掴みたくて私は歩き出す
抱きしめたくて抱きしめたくて
僕は貴方の耳元でそっとささやいた
細い手を握り締め頬に摺り寄せ
ありがとうと呟いた、小さな声で呟いた
貴方はそっと眼を閉じて涙を流した
さよならもいえないまま眼を閉じた
空は何処までも遠く、海は何処までも深く
音もなく流れる雲が貴方を乗せて流れて行く
遠くへ、遠くへ、遠くへ、遠くへ
私の眼から落ちた涙が貴方の頬を濡らした