病院の慣例 | 尾川永次のブログ

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小説、ポエム、旅日記などなど徒然なるままに行きたいと思っています

道の行方番外編です

今通院しているK病院は二つ目の転院先です。
最初は地元のO内科で高血圧の薬を貰っていたのですが
血液検査で異常が認められ二駅離れたT総合病院での精密検査を勧めら
検査をしたら即日K病院への転院を勧められた。

こんな時、患者は何も言えないものだ。
風邪や捻挫ならどうにかなるが相手はガンだからだ。
言葉に従いK病院へ。

そんな中で事件は現場で起きた。

母の心配は
高血圧の薬である。
O内科からT総合病院に転院したとき切れ掛かっていた高血圧の薬を
O内科のまま処方してもらい転院した。
そこで再び専門のK病院へ転院を勧めら転院。

早速Kいくつかの精密検査をしてやはりガンだと言われた。
それも母にいきなりだ。
母は良性ですか悪性ですかと聞いたらそれもいきなり悪性ですと言われた。
最近はそういうものかと思ったがそれにしても八十三歳の老人にいきなり言うのだろうか。
でもまあ言われてしまったものは仕方がない。
とにかく手術をしてもらうしかないのだ。

で、この時。高血圧の薬が残り僅かになっていた母が
「高血圧の薬が切れるのですが?」と訊いたら
「飲み終えて下ださい」と言われたのです。
それでも心配性の母は再度尋ねました。
「薬はいいのですか?」と。
「大丈夫ですよ」とY先生は言ったのです。
その言葉を信じて三週間。

母のガンが腸を圧迫していたので外科の手術も同時に行なうことになり
大腸検査をするための診療を受けたら高血圧で出来ないといわれたのです。
で、薬は飲んでないのですかと言われたのであるがままにを話しました。

それまでにもY先生が病気になり八月の末の手術予定が延びて九月にずれこみ
九月は外科の診療が月曜日と言う事なのだが二週続けて振り替え休日で三十日に。

そんなんでいいのだろうか?私の中で不安と疑念が渦巻くばかり。
そんな中で検査をする為に高血圧の治療をするため病院に行ったのですが
とんでもないことに。

予約票では循環器系(高血圧の診療)の後にY医師の泌尿器科の診察時間が
十時半になっていたので九時半過ぎに循環器系の診察に出向いたのです。
(時間は明記されていませんでした)

だがいつまでたっても声が掛からない。
十一時、十二時、一時・・流石に気になって一時半過ぎに訊きに行ったら
「他の科からの患者は予約が全て終わってからです」と言われてしまった。
だったら十時半て予約時間はなんだったのだろう
。物理的に不可能ではないか。
最初から午後にくればいいではないか!

結局診察は三時でした。
六時間近くひたすら待ち続けたのです。それでも何とか診察を終えてY医師の下へ。

するといきなり「私は高血圧の薬を止めていいとは言っていません」と言われてしまった。
「でも訊きましたよ。薬が切れると」
そこでY医師が言った言葉がなんとも。

「高血圧の治療をしているわけでは無いのでそれは前の病院で貰ってくるのが
 病院の慣例です」とのたまったのです。

たしかにこの病院ではガンの治療に来てます。
でもそれが本当なのだとしてもそんなこと知る由もないですよね。
しかも前の病院と言われても二度しか行ってないし。
そもそもここにも高血圧の科があるのにわざわざ前の病院に貰いに
行けと言うのだろうか?

だから訊いたじゃないですか。薬が切れると。
それなら言ってくれたらいいではないですか。

でも転院した病院から前の病院に薬もらいに行くのって変じゃないですか?

私も段々声が大きくなっていき心配した看護士やらのギャラリーが増えて来ました。

しかも腎臓ガンの手術は血圧関係ないからとか、腎臓ガンの手術は麻酔のときに
血圧下げられるか大丈夫だからだとか、前の病院がそう書かなかったからだとか
自分は悪くない光線を巻き散らすばかりでいい加減腹に据えかねてしまいました。

母の肩に手を乗せ一言。
「もういい、帰るぞ。別の病院に行こう」

ですが母はそう言わずにと言うので仕方なく折れました。
金と時間が掛かっても別の病院に行く気になってたんですけどね。