アカデミー賞をはじめ、数々の賞を受賞した作品です。
ストーリーは海面の上昇に伴い家を積み木の様に積み上げていく話で
老人の回想シーンが味のある手描きの絵で叙情性豊に表現されています。
物語は淡々と進んで行きます。
喜びも悲しみも怒りもないままに、ただ愛した妻への思いが
画面から溢れてきます。
逆に感情が表現されていないことが、最上級の
感情表現なのだと言う事を教えてくれる作品ですね。
物悲しくもあり、怖くもある。未来への警鐘も兼ねた修作です。
これはこれで十分なのですが個人的にはほんの少しでいいから
明るい未来に通じる何かを表現して欲しかった気がします。
もしかすると隠されたメッセ―ジがあるのかもしれないですが
私にはわかりませんでした。
遠くから手漕ぎのボートで近付く息子と孫なんてわざとらしいかな。