この名前が気に入っている訳ではないが最初はサスケだの勘太郎だの
和名を付けられそうになった。
冗談も程々にしてほしい。
なんといっても俺は外人・・外犬だからね。
そんな俺も今年で八歳になるが来た当時は結構かわいかったと思ってる。
勿論今でもチャーミングだけどな。
な、かわいいだろう。
ところで俺様は散歩が嫌いである。
土日にばか息子が多摩川まで無理に連れ出そうとするので、いい迷惑である。
言葉が通じない様なので家の前で嫌そうな顔をして足を踏ん張るのだが
わかってはくれないようだ。 多分空気が読めないのだろう。
そんな俺でも好きな場所はある。
散歩途中の道すがらにあるベンチだ。
ここに座って走り去る車を見る・・至福の一瞬だ。
俺がベンチに足を掛けると、ばか息子はいやいや俺を抱き上げてベンチに座る。
もう少し楽しそうな顔をして欲しいもんだけどね。
そして旅の終わりに多摩川の夕日を観る・・。
何でだろうな、夕日を見てると感傷的な気分になるのは。
俺の名はリブ。
本当はニコラス・ケイジと呼ばれたかった犬である。