青く弧を描く三日月が沈んで行く | room12オフィシャルブログ Powered by Ameba

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東京都立川市出身平均年齢23歳エモーショナルロックバンド

今晩は!
本日はわたくしの日ですね、どうぞよろしく。



いやあー、暑い季節がおわりまして
だいぶ涼しくなってきましたね。
この時期のこの時間が好きなんだ。

なんつーかこうたまに吹く風が
まあそんなもんでいいんじゃないの、
ちょっとゆっくりしなよ

とか言いながら去っていくみたいで


どこか寂しいような
どこか安らぐような


そんな感じ



秋に吹く風のような人間になりたい



はいどーもvo.平野太樹です。


いきなりですが次回のライブ!

常日頃仲良くしてもらってるバンド
ALTRA&CRYOGENIC企画!
3マンライブ@新宿motion!!

The cold tommyさんと我々の3バンドでお待ちしております!

そして企画名!

その名も

『超暴力vol.1』!!!




エライ名前でございますw
チケット受付まだまだしてますので是非ともおいでくださいませよ!!













さてと

今日は
いつもと違ったテンションで
こんな話をしようかなと思います。












山の中に、一人の赤鬼が住んでいました。赤鬼は、人間たちとも仲良くしたいと考えて、自分の家の前に、 「心のやさしい鬼のうちです。どなたでもおいでください。おいしいお菓子がございます。お茶も沸かしてございます。」と書いた、立て札を立てました。

けれども、人間は疑って、誰一人遊びにきませんでした。赤鬼は悲しみ、信用してもらえないことをくやしがり、おしまいには腹を立てて、立て札を引き抜いてしまいました。そこへ、友達の青鬼が訪ねて来ました。青鬼は、わけを聞いて、赤鬼のために次のようなことを考えました。

「ぼくがにんげんの村へ出かけて大あばれをする。そこへアカオニくんが出てきて、ぼくをこらしめる。そうすれば、にんげんたちにも、きみがやさしいオニだということがわかるだろう?」

しかし、それでは青鬼にすまない、 あまりに可哀想だ、としぶる赤鬼を、青鬼は、無理やり引っ張って、村へ出かけて行きました。


村につくと青鬼は、村人を脅かしたり、畑を荒らしたり、食べ物を食べ散らかしたり、思いつくかぎりに暴れました。

そして赤鬼も、青鬼を叩いたり、蹴ったり、痛む心を抑えつけて、思いつくかぎりにこらしめました。



計画は成功して、村の人たちは、安心して赤鬼のところへ遊びにくるようになりました。毎日、毎日、村から山へ、三人、五人と連れ立って、出かけて来ました。こうして、赤鬼には人間の友達ができました。数えきれないくらいに、たくさんの友達ができました。
赤鬼は、とても喜びました。多くの友達に囲まれて、とてもとても幸せな毎日を過ごしました。

しかし日がたつにつれて、赤鬼には、気になってくることがありました。それは、あの日から訪ねて来なくなった、友達の青鬼のことでした。


赤鬼は、青鬼の家を訪ねてみました。青鬼の家は、戸が、かたくしまっていました。ふと気がつくと、戸のわきには、貼り紙がしてありました。そして、それに何やら、字が書かれていました。

「アカオニくん、にんげんたちと仲良くして、ずっとずっと楽しくくらしてください。もし、ぼくが、このままキミと付き合っていると、キミもわるいオニだと思われるかもしれません。だからぼくは、たびに出ます。けれども、いつまでもキミをわすれません。ずっとずっとわすれません。さようなら、体をだいじにしてください。どこまでもきみの友だち、アオオニより。」

赤鬼は、だまってそれを読みました。二度も三度も読みました。何度も何度も読みました。
そしてそれから、戸に手をかけて、顔を押し付け、しくしくと泣きました。何度も何度も、涙を流して泣きました。













泣いた赤鬼
という話でした。



俺が小学校低学年のときに学校で読んだ話です。
いま読むと、色々な気持ちが心に残ります。



どうして赤鬼は人間の友達が欲しかったんだろう

どうして人間たちは最初に赤鬼を怖がってしまったんだろう

どうして青鬼はこんな計画を立てたんだろう







この話で一番可哀想なのは
いったい誰なんだろう













秋はなんだか寂しい季節ですね。










乱文長文、失礼しました。
ではまた。









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