いつも沢山のブログの中から、このページを開いてくださり、
ありがとうございます。
お家のことをよく、聞かれるので、今日は、そのお話をさせてください。
我が家を建て始めたのは、2011年3月。
震災の少し前。
震災が起きて、被災地に工場があったりと
欲しい資材が手に入らないこと、
自宅だったマンションも思いのほか、早く売却できたこと、
被災された方々への気持ちとで、複雑な思いで過ごした時期がありました。
もともと主人も私も、実家が一戸建て。
だから、マンション購入し、住み始めて、
マンションの治安の良さ、見晴らし、寒暖差などなど良い所も
悪い所も感じてきました。
子供も生まれ、手狭になり、一戸建てを建てることを検討し始めました。
まずは、土地探し。
欲しいエリアに土地がなく、
メーカーさんなどで建築条件付きの土地も検討しました。
モデルハウスを見るためや土地情報を得るために、
住宅展示場へも何度か通いました。
メーカーさんや住宅会社様などでは、どうしても、定型の形からの発展で、
我が家を考えなくてはならず、定型から外れると、「追加費用」が掛かったり、
思い通りにならなかったりとうまくいかないことが多い。
そんな中、デ・ステイル建築研究所の一級建築士の小島さんは、
「どんなふうに、家づくりをするか」を話してくれました。
私たち家族仕様の家を提案するために、
毎日の生活スタイル、週末の過ごし方や今後の展望を含めて、聞かれました。
そして、より、明るく、
暮らしやすく、
ライフステージにそった生活が出来る家を提案してくれました。
それが、この我が家。
よく、勘違いされますが、「我が家は、お金持ちではありません」←これは、本当です
だからこそ、一級建築士さんにお願いして、家を建てました。
まだまだ、ローンもあります。
資材は、基本的に、小島さんの提案する「いいもの」を使用し、
それ以外の、例えば、キッチンは安いものでいいとか、お風呂には、こだわらないなど、
逆に、「これを使いたい」のように、モノの指定もできます。
融通が利くのです。
お金をかけたいところ、かけたくないところは、人それぞれ。
それが実現できるのです
私たち家族が、要望したのは、
「収納を多くしてほしい」
「お花の仕事ができるところを考えてほしい」
この2点だけ。
それで、出来上がったのは、我が家です。
収納は、
シューズクローゼット。
マンション暮らしでは、スーツケースを入れる場所もなく、
実家に預けていましたので、こちらへ収納スペースを作っていただけました。
ウォークインクローゼット。↑
洋服が多いのを知って、余裕をもって収納できるようにと
このような形になりました。
また、季節物のお布団類もマンション暮らしでは、
収納に、四苦八苦していたので、
それを解消するスペースも作ってくださいました。
キッチン脇には、食品庫↓
「家事室として、パソコンをしたり、
ミシン掛けなんてできたりしたらどうか?」との提案で、
「食品庫」としてのみの役割以外の使い方も、提案いただきました。
食器棚↓
我が家で、購入した収納用家具は、基本的に何もない。
食器棚や脱衣場の収納は作り付けです。
だから、お部屋にどんな家具を置くか?とか、
大きさをどうするか?という悩みはありませんでした。
作り付けの棚も、どんな色にするか、風合いにするか?は、
あらゆる会社の品物の中から選ぶことが出来るので、
予算に合わせて決めることが出来ます。
設計図に家具も含まれてくるので、
どんなお部屋のスペースになるかが
すぐに想像できましたし、何をどこに置くかもわかっているので、
引っ越しの時も、楽でした
子供部屋は、娘が楽しめる「基地」のような造りになっています↓
ロフトに上がると「隠れ家」のようなスペース。
大人でも楽しめます。
暑くなりがちなロフトも、
ロフトの付近に隠れるようにエアコンが設置してあるので、
暑さを感じずにいられます。
このロフトからの眺めは、最高です。
2つの高窓からの見晴らしはとても素敵ですし、
この窓のおかげで、さらなる明るさを呼びます。
外から見るとこんな感じです↓
カエルハウス。
そう呼んでいます。
上の四角い窓が、子供部屋の高窓になります。
お花が出来る部屋↓
こちらは、「私がお花をするため」の目的で作られたものではなく、
「お花もできる」というふうに、
今後を見据えて、
柔軟に対応できるように、
主人の知り合いや子供の友達が来た時に使えるスペースとして
作ってくださいました。
目的を決めて作ってしまうと、近い将来、遠い将来、
生活に変化が出来た時に使えないスペースになりかねない。
だから、いつでも、どんなふうにでも、対応できる工夫されています。
子供部屋も、可動式の家具を造作したものをおねがいしたので、
それを使って、お部屋を2つに仕切ることもできますが、不要であれば、仕切らない。
今後、いつか、壁を作るとなると、
その時、「お金に余裕があるか?」
「時間的に、工事をして、生活のリズムが乱れても平気か?」
ということも念頭に入れなければならないのですが、
可動式の家具でしきれれば、広くも、区切っても使えて、自由が利きます。
お花の仕事部屋の上にもロフトがあります。
本来、ロフトはない予定でしたが、
「お花の資材を置きたい」と話し、対応していただけました↓
資材が無ければ、4,5人はお布団を敷いて、眠れます~
リビングは、こんな感じ↓
マンション暮らしでは、
夜、一人で食事する主人は、カウンターで食事をしていて、
便利だったので、キッチンに合わせた黒でカウンターを設置しました。
お隣には、30坪の土地が2つ。
まだ、建設予定で、建ててはいない。
だから、一級建築士の小島さんは、
「敷地いっぱいにお隣のお家が迫って建つ」と考えて、
上から光をとれるようにと、「ガラスの廊下」を提案されました。
だから、建築中も、他のお宅は、
朝から電気をつけて工事をしているにもかかわらず、
我が家は、ずっと、電気不要。
とっても、明るいです。
電気代も助かります。
リビング脇には、和室↓
年老いた両親を、こちらで面倒見るのもいいようにと、
考えての提案でした。
自分たちだけの家づくりであれば、
そんな先のことは、きっと考えなかったかもしれません。
玄関も、配慮がいっぱいなのです。
ガラスの入口。
三角形。
狭い敷地に車が入れやすいようにの工夫です。
また、道路沿いの為、いらしたお客様が、
道から丸見えにならないようにの配慮です。
↑バスルームは、3つの選択肢から「ホテル風」を選択。
そして、他では珍しい東側に「お風呂」。
だから、からっとしているし、じめじめしていない。
髪を洗っていても、ふいに後ろを振り返って、
「だれかいないか?!」と思うこともありません
↑私は、結構、怖がりです。
水回りは、キッチンから洗面所、バスルームと一つの動線でつながっています。
だから、家事が楽です。
朝家事が、とっても楽にスムーズにできます。
多分、私が、あれこれと「こうして、ああして!」と
一級建築士さんに話してその通りに作ってもらったら、
後悔することも多かったのではないかと思います。
なかなか見極めは難しいですが、
一軒家も、大きな建物も設計をしたことのあり、
様々な経験のある一級建築士さんに出会いが、
「自分たち家族仕様の家」を建てるのには、
結構、重要な要素ではないかと感じています。
「いま」だけではなく、「未来」も見通したお家づくりは大事だと感じています。
まだまだ、我が家の秘密は、沢山ありますが、
また、「長~い」ブログになってしまいますので、この辺で。。
そして、最後に私の後悔。。。
「収納を多く」の要望は、あまり必要なかったかも。
収納は、あれば余裕を感じて、いろいろとそろえてしまいがち。
モノが増える要素にもなる。
整理収納アドバイサーになった今は、
そう、話さなくてもよかったかな~と思ったりもしています。
しかしながら、我が家は、本当に住み心地がよく、
本当に、気に入っています。
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