誰しもそうだと思いますが、
二十歳になる頃までは、
75歳なんて遠い未来、想像も出来ない彼方、
それどころか60歳(還暦)ですら永遠の彼方でした。
それが気が付いたら・・・・
先日観た映画『PLAN75』は
冒頭のエピソードも衝撃的でしたが
主演の倍賞千恵子の演技は素晴らしかった。
映画について何だかんだ言う人が必ずいますが
(退屈だったとか、ストーリーがイマイチとか)
じゃあ自分も制作してみろと言いたくなる。
ご覧になった方は分かると思いますが、
フィクションでありながら、SFともちょっと違う・・・
色々と考えさせられるストーリーです。
4ヶ国合作映画らしいですが
外国人(東南アジア人)が一人出ている以外は
出演者は全て日本人で、舞台も日本で、
何故合作映画なのか不明な内容でした。
映画のプロローグに
「日本人は国家のために死をも厭わない民族」
との紹介もあり、75歳以上は権利として
死ぬ事を優しく誘導される物語で
一瞬「そうなのかな~?」と引っ張られてしまいそうになります。
まあ現実的には有り得ないと思いたいですが
一理あるよな~とも・・・いやいや無い。
私もその権利取得まで余すところ数年だし、
寿命が延びて、身よりも友達も居なくなって
年金生活がままならなくなったら、
選択肢の一つなのかなと思う人も出てくると思います。
何年か前に生活保護を拒否して餓死された方がいました。
動物保護をされているはなさんが、映画『PLAN75』に絡めて
動物の殺処分について語られていましたが、
(動物遺棄や殺処分の良し悪しはここでは話しませんが)
ガス室での窒息死だけは何とかならないのかと思います。
経費が高騰するのかも知れませんが、安楽死にしてあげて欲しい。
話がまとまりませんが、
PLAN75が、PLAN85や95になったとしても、
自分で判断ができて、行政ではなく自力で最期を
迎えたいなと思います。