市の「メタル・プロジェクト」で、2020年までに『都市鉱山』と言われるパソコンや携帯電話機などの家電製品に含まれるレアメタルを回収して、東京オリンピックのメダルを作ろうと言うプロジェクトがあります。

リサイクル(廃棄)パソコン100台で、約2gの金が回収できるのだとか!日本は2013年4月に小型家電リサイクル法を施行しています。

 

先日、古い携帯電話(ガラ携)を2台役所へ持っていったのですが、古いパソコンも処分しようと(家電リサイクル法でパソコンを回収してもらうと1台3000円ほど手数料がかかるので)部屋でガサゴソやっていたら、懐かしいものが見つかりました。

 

子供達が小さい頃、よくキャンプ行ってたときに、ホームセンターのキャンプ用品売り場で子供用に買ったアウトドアー・ナイフです。

子供用と言っても少し大きくて、全長21cm(刃渡り9cm)ほどあります。まあ、刃は研ぎなおさないとすぐ切れなくなりますが。

小さい子(小学校低学年)にナイフを持たせるのは賛否があるかも知れませんが、父親の発想で早くから持たせ、何でも切らせてみました。

木切れ、鉛筆、紙、料理(お肉や野菜)、紐・・・それにナイフの手渡しの仕方も教えました。

 

私が小学校に入った頃は、鉛筆を削るために筆箱に肥後守を入れてる子が何人もいましたが、少しして事故(怪我)が多いとかで禁止になり、ナイフは「ボンナイフ」と言う小型のカミソリ型ナイフに変わり(学校が許可)、卒業する頃には各教室に電動鉛筆削りが設置されるようになり、我々子供は物珍しくてよく使ってました。

家では肥後守や切り出しナイフを持っていましたが、鉛筆削り(手動)を買ってもらっていました。これはあくまでも効率の問題でしたが。

ちなみに、家には砥石(中砥)が常備されていたから、肥後守や切り出しナイフは自分で研いでました。たまに母親に頼まれて包丁もね!

 

それから、子供達にはマッチで火を点けることもさせていました。マッチも小箱を束で買って来て、私の部屋に置いておきました。

私が学生の頃は、喫茶店ではその店オリジナルのマッチBOXがあって、ご自由にお取りくださいだったので、色々コレクションもしていましたが、いつの頃からか経費節減で喫茶店にマッチが無くなり、今や禁煙の喫茶店が主流ですね。喫茶店と言わずコーヒーショップと言うのかも知れません。「喫」が無くなって・・・。

これも私が小さい頃は、炊飯器やコンロは給湯器はガスで、どこの家でも台所には必ず徳用マッチが置いてあり、マッチを擦ってガスに点火していたのですが、いつしか電池内臓の自動点火が主流になり、今や我が家はオール電化(IH)で、台所も給湯も電気です。

 

 

20数年前に見たニュースで驚いたのは、「(当時の)今時の若いお母さん」で、包丁が使えずに料理は全てキッチン鋏ですると言う記事でした。肉も魚も野菜も全てキッチン鋏で切るそうです。

また、包丁を使う人でも、切れなくなったら(研がずに)捨てて、新しい包丁を買い換えるんだとか。

これって、その人たちが悪いのではなく、親が悪いんだと思いました。親が包丁を使って、切れなくなったら研ぐと言う事を見せていなかったからでしょう。

確かに我が家の主婦様も、包丁が切れなくなると、私のところへ持ってくるか、まあそこまでする前にシャープナーでサッサとタッチアップして使ってますが、普段はタッチアップで良いけれど、たまにはちゃんと研がないと切れませんよね~。

 

 

私がコレクションで小さなナイフを持っていたら、子供も欲しがって、10歳になった時にポケットナイフを買ってやりました。小さな鋏や爪ヤスリが付いてるやつです。

息子は今でも大事に持っていてくれますが、娘は飛行機に搭乗する時の検問で引っかかり、あっさり廃棄してしまいました。あんなに欲しがったのに、記念品と言う意識は無かったようです。

まあ確かにナイフは道具で、コレクション程の高価なものではなかったのですが、男女の差なんでしょうか??? (^_^;)

日本では刀剣や刃物は、武士の魂だったり、職人の心だったりしますが、外国語では包丁(キッチン・ナイフ)は道具の分類です。

 

下の写真は私のコレクションで、黒ラブの絵が彫ってあるミニ・ナイフ(鋏と爪ヤスリ付き)で、子供に買ってあげたのと同じサイズです。

マッチも置いてみました。(笑)