そう言えば、卒業式に国歌斉唱に反対して

起立すらしなかった教員がいましたが、

公務員は知りませんが、一般企業や私立学校(多分)では

就業規則に違反するものは懲戒免職の対象になります。

嫌なら辞めればいいし、国家を歌わない学校を探せば

いいじゃないかと思います。(朝鮮学校とか)

それ以前に、規律を乱して、卒業する生徒たち祝う

優しい心は無いのだろうかと、人間性を疑います。

彼らはその学校に就職して、教師の職業を選んだのだから。

 

まあ、そんなことはどうでも良いのですが・・・

 

高校時代に『音楽通論』だったか、他の音楽入門書を

読んだ時に、『君が代』は音楽的に出来が悪いと言う

文章を読んだ記憶があります。

 

『君が代』自体は、『古今和歌集』に収録されている短歌

だそうで(国語が苦手で知りませんでした)、1880年(明治13年)、

法律では定められなかったが、日本の国歌として採用されたそうです。

法律で定められていないってとこを突く人もいるそうですが。

 

で、当時国歌の無かった日本に、イギリス軍楽隊長に進言され、

ドイツ人音楽家が作曲したのだとか。

ちなみに私は、このメロディーは好きですよ。

国歌と言うとヨーロッパではマーチ(行進曲)が多いみたいですが

『君が代』の流れるような主題は結構好きです。

 

そして歌詞はと言うと、もちろん日本人は知ってますよね。

英語の訳詞があるそうです。

 

A thousand years of happy life be thine!
  Live on, my Lord, till what are pebbles now,
  By age united, to great rocks shall grow,
  Whose venerable sides the moss doth line.


汝(なんじ)の治世が幸せな数千年であるように
われらが主よ、治めつづけたまえ、今は小石であるものが
時代を経て、あつまりて大いなる岩となり
神さびたその側面に苔が生(は)える日まで

 

なんか・・・キリスト教的な訳詞で、ちょっと神道じゃない

って思っちゃいます。私は・・・。

 

君が代は
千代に八千代に
さざれ石の
いわおとなりて
苔のむすまで♪

 

この短歌もまあまあ好きです。

おめでたい歌だそうで、「君(成人)の代(時代、時世)が

千代に八千代に(千年も万年も)続くように」

 

八千代の「八」は日本的な大数(大きな数)で

八百万の神とか、「音(おん)」が良いんでしょね。

 

でも、詞とメロディーの相性(?)は、と言うと、

 

♪き~み~が~あ~よ~お~は~、

ち~よ~に~いぃ、や~ち~よ~に、

さざれ~~い~し~のぉ~~♪

 

ど~~~しても↑この歌いまわしが、つまり作曲が

納得いきません。

間延びして歌詞の意味が伝わらないと思いませんか?

 

そして、そのあとの歌詞

何となく字(漢字)は見ていたんですが

私にはどうしても

♪岩音鳴りて~♪

に聞こえて、どうしてそれが

♪苔のむすまでぇ~♪

なんだ?・・・「意味がわからん」だったのです。

 

もちろん正しくは

♪巌(いわお)と成(な)りて~♪

です。

 

続けると

「君の時代が、千年も万年も続くように」

「小石(さざれ石)がくっついて大岩石(巌)になり

 尚且つその側面に苔がむすほど長い間(続くように)」

と言う意味です。

 

 

今気まぐれに読んでいる本が、地球地質学の本で

大陸地殻とか海洋地殻とかあって、海洋地殻には大陸から

流れ込んだ土砂や礫、海中生物(プランクトン他)の死骸が

堆積して堆積岩となり地殻を成している。

この堆積岩って「さざれ石の巌となりて♪」だよね~!

と思った訳です。

じゃあ、その堆積物が岩になるのって、何百万年かかるの?

とても「千代に八千代に♪」の時間軸じゃ無理じゃん。

てなった訳です。(^_^;)

 

宇宙が始まって約138億年(ビッグバン理論)

地球の年齢が約50億年(45億年?)

弥勒菩薩が現れるのは釈迦入滅後約56億7千万年後

 

それに比べれば百万年くらいは一瞬、瞬く間ですが、

今年は皇紀2676年ですから、百万年(巌成る)まであと

99万7千年以上は頑張らないとですね~。

 

と言う、どーでも良い『君が代』談でした。