前回書いてから宗教界(?)で悲惨な事件が相次ぎました。
もちろんISIL(「イスラム国」と名乗るテロリスト集団)の事です。
アラブで生れたイスラム教の一派の中の一部の過激派集団と言われ、日本のイスラム教徒曰く「イスラム教にそんな(過激な)教義はない」と言っています。
イスラム教はムハンマド(マホメッド)が興したアッラーフ(アラー)を唯一絶対神とする宗教ですが、アブラハムの宗教の系譜との事ですから、ユダヤ教やキリスト教と一緒です。イスラム教では、キリストはムハンマドの前の預言者の一人としていて、ユダヤ教もキリスト教も唯一絶対神を奉じていますから、唯一絶対神ならばアッラーフとヤハウェは同じ神さまのはずです。唯一なんですからね~!!

因みにムハンマドは「コーランか剣か」と言う過激な発言をしたとされているが、それはどうも神話らしい。ムハンマドではなく、狂信的な指導者が現れたときに言ったとも言われているそうですが、如何せんイスラームについてはその程度の知識しかなくて、その宗教について云々言う資格はまったくありません。
しかし!今回のISILの起した殺傷事件はとても許される事ではなく、だいたい宗教団体がなんで戦車や重火器で武装しなければならないのか理解できません。

日本人二名や各国人の殺害以外に、ヨルダン兵パイロットの焼殺報道がありましたが(真偽は調査中らしい)、焼殺と言うと私はジャンヌ・ダルクを思い出すのですが、キリスト教徒(カソリック)からキリスト教徒へと売り(?)渡され、挙句のはてに「異端」扱いされて焼殺(火刑)にされてしまいました。あとで復権されましたが、本人は死んでから復権されたってたまったものじゃないですよね。
唯一絶対神って危険なのでは?
その昔、神(絶対神)は洪水を起し、善良なノア家族以外の全ての人と民族を滅ぼしたとか・・・。

日本は多神教と言われていますが、神だけではなく仏も。来るものは拒まずです。
ヒンズー教にも沢山も神さまがいて、ヒンズー教ではシュッダルタ(釈迦)はその一人だとされています。
ヒンズー教の神さまはそれぞれが神さま(?)ですが、日本の場合は「八百万の神」と言って、アマテラス(天照)の高天原一族以外にも、全ての木や川や石にも神さまがいます。アイヌ一族にも沢山の人的神さまがいて、まあそれぞれ戦いますが、概ね一対一の戦いかも。
ヤマト・タケルが関東に征伐に行ったのは、当時関東にまで居た蝦夷(エミシ?アイヌ?)の神さまだったかも知れません。
ヤマト・タケルはその前に熊襲一族も征伐に行きましたね。でも熊襲の長に勇敢さを誉められて(女装したのに?)名前をもらいます。クマソ・タケルの名前をもらってヤマト・タケル・・・元の名はヤマト・オグナと言います。

毎度GHIBLI(ジブリ)の話で恐縮ですが、あのアニメ「もののけ姫」は、蝦夷(エミシ)の青年アシタカ(アシタカヒコ)と大和王朝時代の山林で狼(大神)に育てられた「三(サン)の姫」のお話。山林を伐採してタタラ鋼で銃の製造の指揮をとる烏帽子(エボシ)御前は、若い頃に人身売買で韓国に売られた経緯があり時の王朝(天皇家)に恨みを持っているとかいないとか・・・。
またまた脱線です。m(__)m

GODを日本語に翻訳するときに「神」と訳したのは誤訳だと言う説があります。あまりにも日本人が知っている神と、ユダヤ教、キリスト教やイスラム教の唯一絶対「神」は違いすぎます。
北欧神話にも沢山の神さまがいるし、イングランド・ウェールズには沢山の妖精(エルフ、ゴブリン、トロール・・・)がいて、アメリカ先住民には数多くの精霊がいます。日本(アイヌ)にもコロボックルや侏儒(しゅじゅ)の妖精(ちいさい人)がいます。
唯一絶対神と言う発想には誤りがあるのでは?と思ってしまいますが・・・

仏教には神さまって居ませんね。仏陀(悟った人)がいるだけですか?

ISILの行動に怒り心頭なのですが、取り留めのない話になってしまいスミマセン。
「神を信じる」ってなに?と、もっとアカデミックに話したかったのですが。。。