Google Earth Proと筆ポリゴンで農地管理に挑戦

 

 

前回のおさらい

 

前回は、Google Earth Proの導入から筆ポリゴンのダウンロード、Google Earth Proにダウンロードした筆ポリゴンのデータを表示させるところまで行いました。
今回は、表示させた筆ポリゴンのデータをGoogle Earth Pro上で編集してもっと見やすい状態に変換させたいと思います。

 

4. 下処理

 

前回は以下のように、農地は真っ白に塗りつぶされている状態でした。

これだと、農地や農地の境目が分かりにくいです。そこで、塗りつぶす色の変更と不透明度を変えていきます。

下の図のように、色をグレーに、不透明度を50%にしたいと思います。

 

まず、一箇所の色と不透明度を変更して、その変更を全体に適用します。

最初に変更する農地にカーソルを移動させて、右クリックします。

「情報を取得」を選択します。

 

選択すると、設定画面が出力されるので「スタイル、色」を選択します。

色の横のボックスをクリックすると、色や不透明度の設定を変えることができます。

 

設定したら「OK」を押して変更を適用させます。

 

次に、この変更を全体に適用させて、地図を見やすくします。

画面の左側にある「場所」パネルに表示されている筆ポリゴンの親フォルダーの位置で右クリックして、同じように「情報を取得」を選択します。

 

「スタイル、色」を選択すると、子フォルダーにスタイルを共有する場合の指示が出るので、「スタイルを共有」をクリックする。

 

これで、すべての農地が同じスタイルに変更されるはずです。

 

 

5. 特定の農地の色を変更する

農地全体が見やすくなったので、いよいよ自分の農地の色を変更していきます。

工程は同じで、色を変更する農地にカーソルを移動させて右クリック。

「スタイル、色」から好きな色に変更します。

 

この作業を繰り返せば、自分の農地をそのほかの農地を識別でき、農地管理に利用できるのではないでしょうか。

 

今回は2回にわたって、Google Earth Proと筆ポリゴンを利用して農地管理に挑戦しました。Google Earth Proと農林水産省が提供する筆ポリゴンというツールを使って、農地管理に応用できることがわかりました。これで、新しい農地の把握や農地情報の共有などが簡単に行えそうです。一方で、慣れたらスムーズに作業ができますが、手間がかかる割に、使う機会が少ないような気がします...

あと、筆ポリゴンの情報を追加してから、Google Earth Proの起動に時間がかかるようになりました。必要最低限の情報追加にする必要がありそうです。この辺りも上手くほかの情報と結合して、解決できそうな気はします。

今後の可能性に期待しましょう!!