医療崩壊が起こる日本 | としのさこん×ばるせろな

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あまりにも死者や苦しむ人が多く、自制が難しい筆者です。

もし文章中あまりに強い表現をしてしまっていたらすみません。

深い謝罪を申し上げます。

 

 

死者数が605人へと減少した。

今スペイン新聞社LaVanguardiaがOnline記事で報告された。

 

1万6千人の死者を輩出したスペインコロナウイルス 。

 

 

私は今の今まで正直、ニュース先ではこんなにたくさんの人が悲しみにくれ、

大切な家族を次々に失っているのに、私の身の回りの人はいまだに

「大丈夫だ、こんなの風邪だ、むしろ自分たちもかかって免疫を手にいれたい」

などと悠長なことを聞き飽き、頭にきていて、しかし鬱憤を晴らす場もなく、

もはや異常なレベルな冷静を取り戻し沈下していた。

 

私の思考はこうだ。

 

「スペインは日本と違い、政策も決断するのに物凄い時間がかかる。なぜか?働かないからだ。」

「神経が図太いに違いない」

「こんなに死者が出ても食い止められなかったのは神経が図太く、人の死を他人事に捉えているからだ」

「私もカッカしていたが、こんな他人事にしか考えない人間達のことを自分ごとに捉えるのはエネルギーの無駄遣いだ」

「スペインの死者は私事ではない、関係ない」

 

そう。極端主義な私の思考回路が出した結果とは

 

「バカはそれ相応の対価を受け取る」

 

先に気づきいち早く動けたものだけが生き残る。

ダーウィン曰く、環境に適応できたものが結局生き残る、これが自然界のルールだ。

 

ノロマなウサギは狐に喰われて当然の如く、コロナという中国で3300人の死者を輩出したウイルスに一目散に防御壁をはらなかったスペインは多くの人が犠牲になって当然だ、と思い始めていた。

 

(尚、米局曰く中国は告発した死者数より実際より多くの死者がいるらしい。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-04-01/Q848I0DWRGG401

 

 

私は「日本国とスペイン国でCoco(スペイン語&カタラン語で"脳味噌")に詰まっているものが違いすぎる」と、

母国を離れると起こる母国を美化するシンドロームに駆られていた。

 

 

しかしそれはすぐに勘違いだったことに気づく。

 

海外から視聴できる朝日テレビニュースを視聴していると、桜前線という言葉を使ったニュースが流れていた。

 

 

そういえばそろそろ桜の時期か、と、私もスペインへ来る前はずっと家族や近所の人たちと宴会を開いて

楽しんでいた花見事情をみようとTwitterを開く。

 

コロナのせいでみんながっかりしているだろう、こんな時こそ慎重な日本人は自粛を守っているに違いないと思い込んでいた。

 

するとどうだろう。

 

日本人は何ら変わりなく、桜の花見を満喫しているツイートばかり載っているではないか。

 

 

私は唖然としてしまった。

 

日本もスペインもこれじゃあ変わらないじゃないか、と。

 

 

そして現在に至る。

 

米国が死者を1万6千人輩出し、イタリアに次ぎ世界で2番目にコロナによる死者が多い国となった。

 

スペインは3番目だ。

 

 

どの国も発症後すぐに死亡してしまうケースがあまりにも多い。

 

その割合の差が違うのはなぜだろうか?と思う人も多いだろう。

 

しかしこれは現状にまだ危機感を覚えていないのではないだろうか、と私は思う。

 

スペインでも最初に感染者がちらほらいる頃は、中国の死者数の多さを鼻で笑っていたほど

スペイン国民はコロナに対して他人事に捉えていた。

 

その間にもスペインの感染者は1から3、3から9、9から81・・・と毎一人の感染者が三人に感染していくかの如く

みるみるとおびただしい死者数を輩出し出した。

 

900人以上の死者が1日にでた。つまり、千人もの死者が1日で起こった。

 

スペインは1日で千人人が同じウイルスで一気に死んだことを

「車事故で死んだ人はトータルでもっと多いから心配ない。」と訳のわからないアーギュメントを

全ての新聞記者達が筆し、国民全てが安心しきっていた。

 

筆者も本当にびっくりした。

 

車とウイルスは何の関係があるのだろか。

車は人の不注意、信号無視、スピード違反、飲酒運転など、目に見え、防ぎ切れたであろうケースが多くを占める死因だ。

運転する際に気を付けなくてはならない、飲酒しても大丈夫と運転してしまうスペインの国民性に問題があるのだろう。

 

しかしウイルスは防ぎ方、ワクチンすらまだ確立できていない。

唯一残された防ぐ方法は手洗い、うがいを欠かさないと言うことだけで、

自分が感染し、第二被害を身の回りの人に及ばせない為にも

政府は自粛を促していた。

だいぶ遅れた対応ではあったが。

 

それでも政府の方針に従わない。

それがスペイン、カタラン人。

 

 

一度この国に地雷でもそこら中に忍ばせてみたらどうだろうか。

地雷がそこらへんにある、と発表しても、車事故の方が地雷より死者が多いのだからと

国民は外へはたして出るのだろうか。

 

試してみたいような気もする。

 

と、逸話はここまでにして。

 

 

現状私が思っていることを書こう。

日本はまだこれから来る台風の目前にいるのに、防空壕にも入らず

庭で呑気に日光浴をしているかのような状態だ。

 

本日死者が189人出た、とあったが、

それで日本は大丈夫だとたかをくくるのはあまり思慮深いとはいえない。

 

感染してから発症するのに数週間かかる、というのはみんな存じていると思う。

が、イスラエル防衛省がいうに、発症に4週間はかかるケースもある、というのを換算すると

日本ですでに感染者と接触した人が、空に昇華された花火玉が時間を追ってから花を咲かせるように

後から後から感染した人が搬送され搬送され、医療崩壊を起こすことは十二分にあり得ることを

心得てほしい。

 

それはスペインとイタリアですでに起こったのだから。

 

唯一私たちが自分と自分の家族の身を守ることができる方法は、

高温の水で手洗いをし、接触を外出を避け、バランスの良い食事、屋内で可能な運動をし、

衛生面の管理と自分の免疫力を高めておくことだ。

 

 

フランスやイタリアでは次々にコロナによる被害が相次いでいる。

 

30代の健康だった男性が重症化し、妻にも息子達にも会えないまま死んだ。

自分が感染しているはずがないとたかをくくり、自分の父親に感染し、自分はUCIの集中治療室で呼吸器をつけ

生き延びられたが父親は死んでしまった。

 

自分ごとに捉えよう。

 

明日は我が身と考えよう。

 

パニックを起こす必要はない。

 

これらを踏まえて冷静かつ慎重な行動を起こそう。

 

そして今自粛を守りつつも、その間に自分がより幸せに、ストレスが起きないように

屋内でも満喫できるように努めようではないか。

 

 

あまりにも死者や苦しむ人が多く、自制が難しい筆者です。

もし文章中あまりに強い表現をしてしまっていたらすみません。

深い謝罪を申し上げます。