混沌の渦の中に何もせずにいたら


いつのまにか足元が見えなくなっていた



辺りはいずれの方からも


薄暗い帰り道のような不気味さが伝わり


あるいは自分は靄に覆われた池の真ん中に


小舟で今佇んでいる気もする



遠くから聞こえてくるのは怒号か嘲笑ばかり



渦が渦が俺を呑み込もうとしている


いや俺が渦に呑み込まれようとしている


もうどちらなのかも定かでない